株式会社ハッカズークは、「2025年エンジニアの本音で語る退職・転職意識実態調査」として、直近退職と転職を経験した20歳から59歳までのエンジニア経験者605人の男女を対象に、2025年12月4日~11日までインターネット調査を実施した。

 82.5%ものエンジニアが退職プロセスにおいて何らかの「不快」となる経験をしていることが明らかとなった。

不快な経験の具体的内容としては、「情報・業務の引き継ぎ支援」がトップ。システム開発におけるコードやドキュメント類を含めた業務の引き継ぎ情報が多いエンジニアにおいて、企業としても引き継ぎ期間や人員を用意することが重要であることが分かった。エンジニアの本音の退職理由としては、「評価・報酬」(20.8%)や「スキル・キャリア開発」(19.8%)などが上位にランクイン。職場の人間関係や文化よりも働く上での条件やキャリアアップ面が退職につながりやすいことが推測される。

 年代別で退職理由を分析すると、多くの年代で給与水準の低さが退職理由として上がる。また20代は昇進・昇給のスピード、30代以降は職場の文化や人間関係、スキル開発など給与以外の要素も退職の観点として割合が高くなることが明らかとなった。一方で約76.9%のエンジニアが退職後でも「会社への印象が良い方向に変化した」と回答。退職時にネガティブな感情を抱いても冷却期間をおくことで関係修復の機会が生まれる可能性があるため、退職体験を改善しつつ、「辞めたら終わり」ではなく、「辞めてからが本当のスタート」であると捉え直す必要がある。

 直近退職した企業との関係性を確認すると、37%ものエンジニアは何らかのビジネス上の関係性を維持しており、退職後も一定の戦力となっていることが判明。また、関係性が途切れている人は約17%に留まり、意外と多くのエンジニアがアルムナイネットワークや従業員との個人的なつながりも含め関係性を維持していることが明らかとなった。

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