演劇界の優れた業績を表彰する「第51回菊田一夫演劇賞」の授賞式が10日、都内で行われ、女優の上白石萌音が演劇賞を受賞した。

 上白石は、昨年に上演されたミュージカル「ダディ・ロング・レッグズ」でのジルーシャ・アボット役や舞台「千と千尋の神隠し」での千尋役が高く評価。

それぞれの役で主人公の成長を伸びやかに、表情豊かに表現した。

 上白石は「幼い頃から演劇が大好きで、演劇に携わりたくてこの世界に足を踏み入れました。『ダディ・ロング・レッグズ』のジルーシャ役は、高校生の時から再演の度に劇場に足を運んで、DVDもすり切れるほど見ていました」と回想。「千と千尋-」では、海外公演も経験し「文化の違いから来るお客様の反応の違いに驚いたり、反対に国境を超えても変わらない人の普遍性に触れてうれしくなった。現地スタッフの働き方に影響を受けることも多々ありまして、貴重な経験をこれからも大事にしていきたい」と語った。

 上白石は、両作品で演出を手掛けたジョン・ケアード氏にも触れ、「ケアードは『演劇は英語でプレイと言う。プレイには遊ぶという意味もあるので、いつもリラックスしてワクワクしていなさい』とおっしゃいました。私も幼い頃に抱いた演劇への憧れを大切に持ちながら、いつもワクワクしながら精進してまいりたい」と更なる高みを見据えた。

 同演劇賞は、劇作家・菊田一夫氏の業績を伝えるとともに、演劇の発展のための一助として演劇舞台で優れた業績を残した芸術家(作家、演出家、俳優、舞台美術家、その他のスタッフ)を表彰するものである。

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