カーリング日本選手権 最終日(6月14日、神奈川・横浜BUNTAI)

 男子決勝が行われ、ロコ・ソラーレがSC軽井沢クに5―6で敗れ、初優勝はならなかった。普段は「ロコ・ドラーゴ」のチーム名で活動しているが、今大会は「ロコ・ソラーレ」とチームを背負って出場。

女子1次リーグで敗退し、この日はスタンドで声援を送った姉貴分の思いも受けたが、2年連続で準優勝となった。

 コーチとしてチームを支えた本橋麻里さんは「全体を通して良くやった」と選手4人をたたえた。昨年大会後はリードの所岳澄が加入。新たなチームとなり再出発を切り、再び決勝の舞台に帰ってきた。「1人が変わっただけでも、チームが変わる中、残りの3人がチーム作りをして、岳(所)も期待に応えるように頑張ってくれた。その姿がこの大会で決勝に行けた要因」と、この1年での成長を語った。

 敗戦が決まったあとも本橋コーチの目に涙はなかった。「課題がはっきりしているから」と結果を淡々と受け止めていた。「キーショットとエンドコントロールで相手が上回っていた」と来季への修正部分が浮き彫りになったと話し、「いい課題が残る決勝戦だった」と前向きな敗戦と捉えている。

 選手には大会期間中、何度も厳しい言葉をかけた。「勝ちたいから」とシンプルながら初優勝への思いがこもった理由を話した。「できない人には言いません。

できるから言う」と期待の表れでもあった。30年フランス・アルプス五輪出場を目指しチームはスタートしたばかり。新体制となって決勝を経験できたことは大きな収穫となった。「次の4年に行くための1年目と考えたときに、決勝に立てたことは良いスタートが切れた」。愛のある厳しい指導で夢舞台へ導く。

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