JRAは6月15日、2026年度の顕彰馬に、史上最多となるJG1・9勝を挙げたオジュウチョウサン(牡15歳、父ステイゴールド)を選定したと発表した。障害競走の実績を評価されての殿堂入りは85年のグランドマーチス以来、2頭目。

ハードル界の絶対王者が、新たな勲章を獲得した。

 同馬は13年10月に東京・芝1800メートルでデビュー。11、8着に終わり3戦目で障害に転向し、入障4戦目の15年2月に初勝利を挙げた。

 その後、着実に力をつけ16年の中山グランドジャンプでJG1初制覇。以後、20年まで同レース5連覇を果たした。21年は5着に敗れたが、引退年の22年に6勝目をマークし王座を奪還した。中山大障害は16、17、21年に3勝。16、17年と2度の同一年春秋JG1連覇を達成している。18年には平地にも再投入され、開成山特別(1勝クラス)、南部特別(2勝クラス)を連勝。ファン投票3位で有馬記念に出走(9着)し、武豊騎手とコンビを組んだことでも注目を集めた。

 今年4月に引退した石神深一元騎手とのコンビで障害通算27戦16勝(障害全成績は32戦18勝)。前述のJG1・9勝を含む障害重賞13連勝や、5度のJRA賞最優秀賞障害馬(16~18年、21、22年)に輝くなど数々の大記録を打ち立てた。

22年の中山大障害(6着)を最後に、11歳で惜しまれつつ現役を引退した。

 引退後は、23年1月末から北海道日高町のYogiboヴェルサイユリゾートファームで種牡馬入り。今年デビューする初年度産駒は、タクミオジュウ(牡、美浦・小島茂之厩舎)が夏の福島開催(6月27日~7月19日)でのデビューを目指している。

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