柔道のグランドスラム(GS)・ウランバートル大会で女子52キロ級を制した阿部詩(パーク24)が22日、成田空港に帰国した。今年の初戦を優勝で終え「オリンピックに向けてのポイントという部分で、いいスタートを切れたかなと思う」と充実の表情で振り返った。

 6月の大会から、28年ロサンゼルス五輪でのシード権などにつながるポイントレースがスタート。阿部は「雰囲気はあまり他の大会とは変わらなかった。ただ出場する人数が多くなるとかがあるんだな、と」と泰然とした様子。1、2回戦と準決勝を一本勝ち。決勝は、イタリアの相手選手が棄権したことによる不戦勝となり「今の時期なので、経験を積みたかった」としつつ「お尻をついてしまったら有効になる。相手にかけられないように、自分が攻めていく意識をした」と語った。

 7月にはロスでの合宿を実施予定で、2連覇がかかる10月の世界選手権(バクー)に向け稽古を重ねていく。「投げられなかった時の落ち着きや、やるべきことを固めること。あとは有効が取れるルールになってきたので、有効を取っても取られても焦らないというところ。ひとつひとつの技の精度を上げる、という課題がたくさんある」と阿部。現在北中米で行われているサッカーW杯も「すごく見ていて、応援しています」。初戦のオランダ戦でゴールを決めたMF中村敬斗が「印象が強いです」と明かし、サムライブルーへ「頑張って欲しいです」とエールを送った。

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