ノルディックスキー複合で、五輪3大会連続メダルを獲得し、25~26年シーズン限りで引退した渡部暁斗氏が7日までに、国際オリンピック委員会(1OC)アスリート委員会の委員長宛てに、五輪競技存続に向けて手紙を送ったことを自身のSNSで明かした。

 IOCは、以前から同競技に対し、強豪国が数か国に限られること、集客、視聴率などの面を問題視。

さらに、女子の種目が採用さていないことも指摘し、2030年冬季五輪で除外の可能性を示唆してきた。

 7日にスイスで理事会を開き、フランス・アルプス地域で開催する2030年冬季五輪の実施種別、種目を決定する見込み。長く競技をけん引してきた渡部暁は「最後まで自分にできることを尽くす。それはスポーツを通して学んだことです。明日決断が下されます。どんな結論であっても真摯に受け止めるつもりです。ノルディック複合がオリンピック種目としても未来へつながることを最後まで信じています」と思いを伝えた。

 同委員長に送った英文文書も公開。「歴史だけでは競技がオリンピックにおける位置を正当化できないことを理解しています」と前置きし、指摘されている競技の課題も挙げながら「近年、国際的なノルディック コンバインド コミュニティーは変化し始めています。女子はW杯で競い合い、世界選手権に含まれている」と記した。「もし、オリンピックへの道筋が今消えてしまうと次世代の女子は、競技が公平に発展する期間を得る前に、オリンピック ノルディック コンバインド選手になるという夢を失う可能性があります。女性の参加を真に拡大するためには、オリンピックプログラムにおけるノルディック・コンバインドの位置を維持し、女子競技が引き続き成長できる基盤を保つことが不可欠です」、「私の心からの願いは、ノルディック・コンバインドがオリンピック競技として存続することだけでなく、女子ノルディック・コンバンドに相応しいオリンピックの機会が与えられることです」と訴えた。

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