近年、牧場見学において様々なトラブルが発生し、問題となっている。引退後も根強い人気を誇るゴールドシップがいることでも有名な「ビッグレッドファーム」(北海道新冠町)では、11日から土日祝日の見学が中止になる。

夏休みシーズンを前に改めて、馬の牧場における見学ルールを確認したい。【この記事の内容について、ビッグレッドファームへの直接の問い合わせは業務の支障になることが考えられるので、掲載されているビッグレッドファームのHPでご確認ください】

 ビッグレッドファームは6月25日に「既にお知らせしております

・8月8日(土)~8月17日(月)

・9月18日(金)~9月27日(日)

こちらの休止に加え、

7月11日(土)より、土曜日・日曜日・祝日の一般見学を【再開時期未定にて休止】いたします」と発表。

 理由として、「見学者数の増加に伴い、駐車場の収容台数を超える可能性が高まりました。当牧場は観光牧場ではなく、見学者の方や関係者の方々への誘導・案内体制を十分に整えることが難しい状況であることから、急ではございますが混雑が予想される日の見学休止を決定いたしました」と説明した。

 「なお、上記日程以外につきましても、見学状況や業務への影響を踏まえ、急遽見学を休止する場合がございます。すでにご来場を予定されていた皆様には、ご不便とご迷惑をおかけし誠に申し訳ございません。安全確保と業務運営を優先のための対応となりますので、何卒ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。」と発表した。

 現在、平日については「13:30~15:30」までが「見学可能時間(駐車場利用可能時間)」であり、「13:30まで、駐車場を含め、敷地内に入らないで下さい」と記載されている。また、「大型・中型バスでご来場の際は、駐車場の利用に影響するため、弊社公式ホームページ内のお問い合わせフォームにて10日前までにご連絡の上、予め打ち合わせをさせて頂きます。」とある。

 ここで、改めて牧場の見学ルールについて確認したい。ビッグレッドファームは、「一般見学に関するお問い合わせは固くお断りいたします」としたうえで、一般見学のルールとしてまずは「牧場見学の9箇条」を守ることが挙げられている。「牧場見学の9箇条」とは、

「1.見学の可否は競走馬のふるさと案内所にお問い合わせください」

「2.見学時間は競走馬のふるさと案内所までお問い合わせください」

「3.牧場では牧場関係者の指示に従ってください」

「4.厩舎や放牧地に無断で立ち入らないでください」

「5.大きな音や声を出さないでください」

「6.危険ですから絶対に馬にさわらないでください」

「7.牧場内は禁煙です」

「8.カメラのフラッシュはご遠慮ください」

「9.絶対に食べ物を与えないでください」

の9項目だ。

詳細は、「競走馬のふるさと案内所」のHPを確認してほしい。

 そのうえで、ビッグレッドファームでの一般見学案内には、

「一般見学の方は、お手洗をご利用いただけません。」

「厩舎外からの見学の際も厩舎前の緑地帯(芝)に入らずアスファルト上からご見学ください。」

「見学に関するお問い合わせは『競走馬のふるさと日高案内所』へお願いします。ビッグレッドファームへのお問い合わせはお控えください。」

「駐車場含め場内へ見学時間以外に侵入しないでください。」

「駐車場を含め、敷地内で傘は使用、持ち込み出来ません。お車に置いてご見学ください。」

「ご見学前に注意事項を確認いただき、代表者の方は見学時間内に記帳をお願いします。」

 SNSポリシーや、撮影などについても定められている。「見学時に撮影された写真・動画は、SNS・ブログ・動画サイト・観光案内サイト・マップなど問わずアップロードは全て禁止です。ルール変更前に撮影されたものも同様の扱いとなります。現在繋養中の種牡馬以外も見学時に撮影された写真は全て対象となります。馬がうつっている、うつっていないに関わらず、建物や風景も含みます。」

「ふれあい牧場、動物園ではございません。お子様の手を離さないでください。」

「自撮り棒、ドローン、三脚を持ち込まないで下さい。」

「場内は駐車場を除き徒歩で移動してください。」

「車、二輪車、キャリーバッグ、ベビーカー、車いすなどタイヤがついているもので損傷の度合いによっては緑地帯(芝の上)への侵入はお控えください。【芝を元のコンディションに戻していただきます】徒歩でも緑地帯(芝の上)への侵入をお控えいただく場所があります。場内の案内に従ってください。」

「緑地帯(芝の上)に駐車、駐輪をしないでください。(バイク・自転車等含む)弊社建造物(牧柵含む)へチェーンなどを括ることはお控えください。」

と、注意事項がある。

 競走馬を扱う牧場は、観光目的で牧場を経営しているわけではなく、牧場内はれっきとした私有地。許可なく立ち入ることは禁物だ。馬は非常に敏感なうえ臆病な性格で、オートバイの爆音や、女性や子供のかん高い歓声なども、馬をパニックに陥れる原因となる危険な行為。そのため、牧場に近づいたら車やバイクのスピードを落とし、声の音量にも気をつけて、騒音を少しでも抑えることが重要だ。

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