ノルディックスキー複合で、五輪3大会連続メダルの渡部暁斗氏が8日、オンラインで会見。2030年フランス・アルプス地域で開催される冬季五輪の実施競技から複合が除外されたことを受け「本当に、悲しさと悔しさと、行き場のない怒りみたいなものが心の中から湧き上がっているっていうのが、今の率直な気持ち」と語った。

 国際オリンピック委員会(IOC)は7日、理事会で30年五輪で実施競技、種目を決定し、ノルディックスキー複合を除外すると発表。国際的な普及度や人気の低さを問題視し、ジェンダー平等の観点から、五輪で女子が実施されていないこともネックとなっていた。IOCは34年での競技復帰も言及し「道は開かれている」としている。渡部は「なんで自分たちの競技なんだろう」と語った。除外される理由について、他にも当てはまる競技があるとし「なぜコンバインドだけが除外になったのか、疑問がやはり頭から消えない。それが一番の理由」と頭をひねった。

 渡部氏は、IOCのアスリート委員会の委員長宛てに、五輪競技存続に向けて手紙を送ったことを自身のSNSで明かしていた。渡部氏は「諦めずにやろうという気持ちを持って行動してきた。書簡にも書いたが、長い歴史の中で女子種目の普及に力を入れてこなかったことが一番の要因だと思っている」と、受け止めた。

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