◆米大リーグ ジャイアンツ―ブルージェイズ(8日、米カリフォルニア州サンフランシスコ=オラクルパーク)
ブルージェイズのディラン・シース投手(30)が8日(日本時間9日)、敵地・ジャイアンツ戦に先発し、ノーヒットノーランまであと1イニング、3アウトに迫ったが、9回先頭でラモスに中前安打を浴びて偉業を逃した。ブルージェイズでノーヒットノーランを達成すれば、1990年のスティーブ以来、36年ぶり2人目の快挙だった。
ブルージェイズは初回に1死満塁からバーショの右前適時打で1点を選出すると、続く岡本和真内野手(30)が右翼へ21号満塁弾。いきなり5点のリードをもらうと、試合前の時点で5勝4敗、防御率2・79だった先発のシースはリズムに乗った。
1回裏は、先頭のラモスから見逃し三振を奪うと、3者凡退の好発進。2回も危なげなく3者凡退で抑えた。3回は圧巻の3者連続三振。2回2死からイニングをまたいで5者連続三振を奪うと、4回までは1人の走者も出さないパーフェクト投球だった。
5回2死からアダメズに四球を与えたが、続くエルドリッジから空振り三振。6回は先頭のギルバートに四球を与えたが、2者連続三振を奪うなど、走者を二塁に進めることすらなかった。7回は1死からディバースに四球。1死一塁でイ・ジョンフ(李政厚)の打席では投球数が「100」を超えたが、104球目のナックルカーブで右飛に打ち取った。ブルペンでは右腕のホフマンが準備を始める中、続くアダメズも二ゴロで打ち取った。
7回終了時点で106球だったが、8回表には岡本の2安打目の中前安打などで2点を奪い、7―0とリーを広げると、シースは8回も続投。
だが、カウント1―1からの3球目。ラモスに118球目を中前安打とされると、ノーヒットノーランの夢は散った。それでもブルージェイズベンチからは拍手が送られ、シースはそのまま降板となった。8回3分の0で118球を投げ、1安打、11奪三振、3四球だった。
偉業には届かずとも6勝目をつかみ、防御率が2・56となったシースは9回のマウンドに上がった際の心境を「特に特別なことはなかった。攻めていこうと思った」と振り返った。試合中盤から好守も続いたことで「ノーヒッターの試合ではああいうこと(好守)が何度か起こるもの。好守が続くと『今日はもしかして自分の日かも…』って思うよね」と淡々と振り返っていた。
◆ディラン・シース(Dylan Cease) 1995年12月28日、ジョージア州ミルトン生まれ。30歳。14年ドラフト6巡目(全体169位)でカブスから指名を受ける。19年にホワイトソックスでメジャーデビュー。21年に初の2ケタ勝利となる13勝。24年からパドレス、今季からブルージェイズでプレー。右投右打。188センチ、90キロ。背番号84。今季からブルージェイズと2億1000万ドル(約315億円=契約時のレート)で契約。










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