男子プロバスケットボールチームでプレミアリーグに次ぐBワンのカテゴリーに属するベルテックス静岡が9日、静岡市内でジョン・パトリック新ヘッドコーチ(HC、58)の就任会見を行った。ドイツのトップリーグで最優秀HC賞を獲得した経歴を持つ名将は「静岡のヘッドコーチが出来ることを楽しみにしている。

応援してもらえるチームを作りたい」と、抱負を語った。

 同氏は米国出身で、スタンフォード大学卒業後、近大に留学。1992年にジャパンエナジーに入社してプレーした。現役引退後は指導者としてドイツなどでHCを務め、日本ではトヨタ自動車アルバルク(現アルバルク東京)や千葉ジェッツで指揮を執った。千葉時代の2022―23シーズンにはB1最長の24連勝をマークしたほか、B1レギュラーシーズン歴代最高勝率8割8分3厘(53勝7敗)を記録。23―24年シーズンには東アジアスーパーリーグと天皇杯の2冠を達成した。

 今回、複数のオファーがあったが、静岡で指揮を執ることを決めたというパトリック新HC。欧州や米国の大学などから声がかかった中、日本のトップカテゴリーではないチームに決めた理由を「以前、ドイツ2部のチームを1部に上げた時があって家族から、その頃が一番楽しそうだった、と言われた。今回それを思い出した」と説明。シーズンに向けて、フルコートで相手にプレッシャーをかけながら身上であるアップテンポのバスケットをチームに落とし込んでいく。

 すでに、トップスポンサーの「R&Oリハビリ病院」が運営する新たな体育館「ベルストリーム」で、日本人だけの個人練習はスタートしている。2026―27年シーズンの新Bワンは、9月26日に開幕。

静岡はFE名古屋とホームこのはなアリーナで対戦する。目標を聞かれた新HCは、「プロセスが大事なので、選手に、優勝しましょう、と言ったことはない。毎日(練習で)チャンレンジしていきたい」と、滑らかな日本語でキッパリ。新たな指揮官のもと、静岡がBリーグ参入8年目のシーズンをスタートさせる。

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