歌舞伎俳優の中村七之助が歌舞伎座「初月納涼歌舞伎」(8月2~26日)第2部で出演する「鬼神のお松」の特別ビジュアルが14日、初公開された。

 同演目は松竹の歌舞伎本興行で62年ぶりの上演。

鮮やかなオレンジの背景に七之助が演じる鬼神のお松が片手に我が子を抱き、もう一方の手には鋭く光る刀を握りしめる。凄絶な「女盗賊の顔」、愛する人に見せる「女房の顔」、そして子を慈しむ母性愛を見せる「母の顔」。運命に翻弄されながらも、そのすべてを生き抜くお松の「3つの顔」と内に秘めた凄まじい力強さを表現している。

 このビジュアルを手掛けたのは永石勝氏。七之助の鋭くも哀切を帯びたまなざしは、多面的な表情を持ちながらも意志の強さを感じさせる。

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