今年1月の第102回箱根駅伝で大会史上初となる同一チーム2度目の3連覇(計9度目)の優勝を成し遂げた青学大の原晋監督(59)が19日、6月16日に右足首を骨折した後、約1か月ぶりに相模原市のキャンパスで選手を指導し、現場復帰を果たした。スピード練習を行った選手の動きを松葉づえをつきながら凝視。

「優秀なコーチ陣と主将の中村(海斗)、主務の池沢(悠冬、はると)を中心にチームは順調に回っています。監督が不在でも、全員が自覚を持って取り組んでくれています」と原監督は頼もしそうに話した。

 青学大では今春から女子駅伝・長距離チームが発足。故障のため、やや出遅れていた芦田和佳(のどか)、池野絵莉(かいり)も、この日、スピード練習を快調にこなした。原監督は「久々に走りを見たけど、二人とも躍動感が出てきた。これから、もっと良くなる」と笑顔を交えて激励した。

 原監督は6月16日に出身地の広島県内でRCC中国放送のテレビ番組「原晋の県人ことば駅伝」のロケ中に自転車で転倒。右足首3か所を骨折する大ケガを負った。その後、広島市内の病院で修復手術を受け、約1か月も入院生活を送った。「テレビ局は悪くありません。決して無理なことをさせられていませんので。私の頭と体がミスマッチして転んだ。

『これで骨折してしまうの?』という感じ。年は取りたくないものです」と原監督は明るい様子で、ケガをした状況を説明した。

 7月14日に退院し、東京・町田市の選手寮に戻った。この日はケガをした後、初めて練習拠点の相模原キャンパスで選手を指導。「1か月も病院食を取り続けて、お酒も飲めなかった。体重が減り、健康になりました」と、ほっそりした顔で笑った。箱根駅伝では直近12回で9回の優勝を誇る名将は、転んでもタダでは起きるつもりはない。

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