J1水戸は、8月に開幕するJ1の2026~27年シーズンより、本拠地を「水戸信用金庫スタジアム」(茨城・那珂市)に移転し、ホーム戦を行う。29日にクラブは運用のシミュレーションを実施し“新本拠地”で迎えるクラブ史上初のJ1シーズンに備えた。
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J1初挑戦となるシーズンを前に、クラブは本拠地として使用してきた「ケーズデンキスタジアム水戸」(茨城・水戸市)からの移転を決断。約1億5000万円を投じ、“新本拠地”の改修に着手してきた。
2~6月に行われた特別大会「百年構想リーグ」におけるクラブの最多入場試合は1万570人(4月4日鹿島戦)だったが、新スタジアムはJリーグ発表で2万2002人が入場可能。クラブによると、最大で1万8000~1万9000人程度を“フルハウス”と見込んだ上でのチケット販売になるという。入場可能人数の大幅な増加により、入場料収入の増収も期待される。
クラブはリーグ側がJ1ライセンス交付クラブに求める諸室の準備、スポンサー(パートナー)企業に提供される「スイートラウンジ」、「ブルーラウンジ」の整備、選手動線の補修などを実施。ホーム開幕戦となる8月15日の第2節G大阪戦に向け、さらなるアップデートも見込む。
一方で、最寄り駅のJR常磐線・佐和駅と東海駅からはともに約3キロ(徒歩40分程度)の距離にあり、スタジアムの敷地と面する国道6号線などの渋滞も懸念される状況。小島耕・代表取締役社長はスタジアム外の駐車場の手配を進めていることを明かした上で「どれぐらいの渋滞が生まれるのかについては、正直に申し上げて、現実が予想を超えてしまうとも思っている。最初はいろいろな方にご迷惑をおかけしてしまうかもしれない」と述べた。通信環境においても、現時点での想定が難しく「できる限りの準備を行っていく」と語るにとどめた。
運営面における様々な試行錯誤も想定される中での船出となるが、2000年のJリーグ参入以降、初のJ1シーズンを迎える水戸は、クラブ全体が高揚感に包まれているという。
記念すべき“J1初陣”は8月8日に行われる第1節の柏戦(三協F柏)。第2節G大阪戦で新本拠地がお披露目となり、9月2日に行われる第5節ではJ1リーグ戦で初めて実現する「茨城ダービー」の鹿島戦がホームで行われる。(岡島 智哉)

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