宝塚歌劇団は30日、花組の糸月雪羽(いとつき・ゆきは)、一之瀬航季(いちのせ・こうき)、涼香希南(りょうか・きな)、颯美汐紗(はやみ・しおさ)の4人が、東京宝塚劇場公演「エリザベート―愛と死の輪舞(ロンド)―」千秋楽の来年2月7日付で退団すると発表した。

 糸月は一之瀬らとともに2014年に入団した100期生で、一之瀬とともに花組ひと筋の研究科13年。

兵庫・川西市出身。元宙組・花組トップ娘役の星風まどか、元花組トップ娘役の華優希、花組男役の聖乃あすか、極美慎、月組男役の風間柚乃らを擁する豊作学年にあって、入団時の成績は4位。抜群の歌唱力に加え、クラシックバレエや日本舞踊に裏打ちされたダンススキル、そして“花娘”らしい堅実な芝居力でも高く評価されている。「エリザベート」ではエリザベート(星空美咲)の母・ルドヴィカを演じる。

 一之瀬は千葉・松戸市出身。2020年宝塚大劇場&東京宝塚劇場公演「はいからさんが通る」で新人公演主演を射止めた(コロナ禍の影響で東西ともに中止。宝塚では無観客で実施)。同期生で新人公演主演に名を連ねたのは、前述の聖乃、風間、極美と一之瀬のみ。22年バウホール公演「殉情(じゅんじょう)」で帆純まひろとともにバウワークショップダブル主演。173センチの恵まれた体格を生かした“花男”らしいダンスと、キザな男から優男、そして枯れた「オジ」までこなす芝居スキルでファンを魅了している。「エリザベート」ではエリザベートの父・マックス役。ラストステージは糸月と夫婦役となった。

 涼香は2015年入団の101期生(研究科12年)。兵庫・西宮市出身。好きだった役に「DANCE OLYMPIA」(20年)のエシュ、「TOP HAT」(22年)のポーター(アル)を挙げるように、171センチの恵まれたスタイルを生かしたダンスに定評がある。双子の妹は月組同期の甲海夏帆(こうみ・なつほ)。

 颯美は2017年入団の103期生(研究科10年)。大阪市出身。やはり171センチの体格から繰り出す“花男”らしいダンスの技術がファンの目を釘づけにしている。名鑑「おとめ」によると食育実践プランナー、看護助手実務認定資格、野菜スペシャリストの資格を取得済みの努力家だ。

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