◆プロボクシング ▽WBA世界ライトフライ級(48・9キロ以下)王座決定戦12回戦 同級1位・吉良大弥―同級2位カルロス・カニサレス ▽WBA世界ミニマム級(47・6キロ以下)王座決定戦12回戦 石井武志―ウィルフレド・メンデス(9月2日、横浜BUNTAI)

 ダブル世界戦(横浜BUNTAI)の公式会見が31日、横浜市内のホテルで行われた。WBA世界ライトフライ級王座決定戦に臨む同級1位の吉良大弥(23)=志成=は、日本男子最速記録に並ぶ5戦目での世界王座獲得に挑む。

「体調もいいし、体重も順調。対戦相手も調子が良さそう。あとは練習してきたことを試合で発揮するだけ」と泰然と話し、対戦相手の同級2位のカルロス・カニサレス(33)=ベネズエラ=へのメッセージを求められると「倒します」と笑顔で勝利を誓った。

 カニサレスの印象を「基本的にはアグレッシブに戦うが、臨機応変に下がってポイントアウトもできる選手」と述べた上で、「作戦的なことは言えないが、どんな展開にも対応して、いろんな勝ち方ができるように練習してきた」と攻略に自信を見せた。試合のキーポイントについては「どの試合でもそうだが、集中力だと思う」と話し、「特に世界戦なので、12ラウンドどれだけ集中してできるかがキーポイントだと思う」と続けた。

  17日の公開練習では「冷静になるために『判定でもいい』と言っていますが、けっこう倒す気持ちはあります」と話していた。この日はカニサレスに「倒します」とメッセージを送ったが「判定もKOも『倒す』という意味。勝つ、という意味で言った。勝つ気持ちがより強くなった」と説明した。

 吉良が5戦目で世界王座を獲得すれば、元世界4階級制覇王者の田中恒成(畑中)が持つ最速記録に並ぶ。所属ジムの二宮雄介代表は「うちのジムに入った時から必ず世界王者にすると決めていた選手。正直、4戦目で世界戦をやりたかったが、5戦目でタイ記録となる。

必ず志成ジムにベルトを取って帰ってきて、次の選手たちにつなげて欲しい」と期待。佐々木修平会長(41)は「どんな展開になっても冷静に対処する。そこを重視して試合を進めていけたらと思っている」と話した。

 カニサレスはこれまで4人の日本人選手と対戦しており、戦績は2勝1敗1分け。16年12月にWBAライトフライ級王者・田口良一(ワタナベ)に挑戦するも引き分け。18年3月にWBA同級レギュラー王座決定戦で小西伶弥(真正)に3―0判定勝ちし王座獲得。19年5月のV2戦で、木村翔(青木)に3―0判定勝ち。24年1月、WBA&WBC同級王者・寺地拳四朗(BMB)に挑戦したが0―2判定負けしている。

 戦績は吉良が4戦全勝(3KO)、カニサレスが28勝(20KO)3敗1分け。

 試合は映像配信サービス「Leminoプレミアム」で独占生配信される。

 ◆吉良 大弥(きら・だいや)2003年5月30日、大阪・門真市生まれ。23歳。

父・学さんの勧めで4歳からキックボクシングを開始。小学1年から柔道とボクシングを始め、中学からボクシングに専念。王寺工高では1年でアジアジュニア選手権50キロ級優勝、2年で高校選抜、3年で高校総体を制覇。東農大進学も、パリ五輪出場のチャンスが絶たれたため中退しプロ転向。アマチュア戦績は46勝(16RSC)6敗。24年6月にプロデビュー。家族は両親と元キックボクサーの姉2人。身長163センチの右ボクサーファイター。

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