◆IBF世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦 タノンサック・シムシー―マーク・ビセレス(26日、静岡・ふじさんめっせ)

 2度目の防衛戦に臨む王者・タノンサック・シムシー(タイ/グリーンツダ)が9日、プロモート契約する大阪・グリーンツダジムで練習を公開した。相手陣営も視察に訪れるなか、シャドーボクシングやミット打ちで軽快に動いた後、同ジムの選手との3ラウンドのスパーリングで鋭いパンチを繰り出した。

5日に来日したばかりだが「タイで1ラウンド4分や5分のスパーリングを200ラウンドほどやってきた。大阪で40ラウンドほどスパーリングして仕上げる」とチャンプは好調をアピールした。

 日本を活動拠点とする外国人ボクサー同士の対決。右構えで26歳の王者は、左構えで30歳の挑戦者・マーク・ビセレス(フィリピン/駿河男児)の印象について、「パンチがあるし、カウンターがうまい。OPBF(東洋太平洋)王者になっている選手。絶対に強いと思う」と相手の世界ランキングは同級12位と下位だが、油断はない。

 王座決定戦に判定勝ちして世界王者となった昨年6月のクリスチャン・アラネタ(フィリピン)戦、2回KO勝ちで初防衛した4月のセルジオ・メンドサ(メキシコ)戦に続いて、3試合連続で対左構えとの世界戦。メンドサ戦では右フックをもらう危ない場面もあったが「防御はタイで、しっかりやってきた。KOしたいが、簡単にKOできない試合になると思う」と判定決着も視野に、サウスポー3連破を見据えた。

 現在、他団体の同級王者はWBAに吉良大弥(志成)、WBCに岩田翔吉(帝拳)、WBO王者にはレネ・サンティアゴ(プエルトリコ、WBA休養王者)が君臨。陣営は将来の統一戦も見据えるが、タノンサックは「今回の試合に勝たないと次はない。統一戦はやりたいが、この試合に集中する」と、まずは相手陣営の本拠であるアウェーの静岡で確実にV2を果たす。

 26日の世界戦に出場する両選手の通算成績は、タノンサックが40勝(35KO)1敗、ビセレスが21勝(11KO)2敗1分け。

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