東都大学野球秋季リーグ戦第1週第2日▽亜大4―1東洋大(9日・神宮)  

 亜大が東洋大に勝利し、秋初戦で白星発進を決めた。今秋のドラフト候補で最速158キロ右腕の川尻啓人投手(4年=高岡商)が先発。

6回4安打1失点で試合を作った。正村公弘監督(63)は「(川尻は)悪いなりに、落ち着いて自分のピッチングができていた。今日はまず、良い滑り出しだったかなと思います」と振り返った。

 降り注ぐ小雨の中でも、強く重たい真っすぐは変わらなかった。先発・川尻は奪った三振は2個にとどまったものの、落ち着いたマウンドさばきで凡打を量産。最速154キロを計測した直球を主体に初戦で今季初勝利をつかみ「調子は良くなかったが悪いなりにゲームを作れた。1試合目で1失点に抑えられたことは収穫」と振り返った。

 バックネット裏にはNPB7球団のスカウトが右腕の投球に熱視線を送った。4人体制で視察に訪れた巨人の木佐貫スカウトは「球威のある真っすぐが魅力で、身体も大きい。大学後も伸びる」と高評価。「(似たタイプは)強い直球は平内龍太」と同じ亜大からドラフト1位で巨人入りした右腕に姿を重ねた。

 4日にはプロ志望届を提出した川尻。

集大成となる最後の秋に「チームの勝ちにつながるピッチングができれば、自然と評価も上がると思う」。豪腕はひたむきに腕を振り続ける。(渋谷 拓人)

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