フリーアナウンサーの徳光和夫さんがMCを務めるBSフジ「プロ野球 レジェン堂」(火曜・午後10時)に22日、掛布雅之氏が出演した。73年ドラフト6位から虎の主軸へとはい上がったミスタータイガースが、ちょっと際どいプロ入り時の秘話を披露した。

 阪神入団時の話題となった際、掛布氏は「テスト入団みたいなものですね。高校3年生の秋、学校を10日間くらい休みまして、阪神の2軍の練習に参加させてもらった。時効ですよ。ここだけの話」とほほ笑みながら、仰天エピソードを明かした。阪神球団としても、大学、社会人に進まないのであれば、ということで指名に踏み切ったという。「プロ野球へのあこがれ、長嶋さん、王さんへのあこがれて野球をやった子どもですから、一緒にやりたいと。長嶋さんの現役最後の1年だけかぶっているんです、高校出て、プロに入って、一緒(の時期)に1年やったのは僕の財産なんですよ」と同郷でもあるミスター愛をのぞかせた。

 父・泰治さんからは「大学に行かせたつもりで、4年間は時間を与える。4年間で芽が出なければ、野球はやめさせる」と言われたそうだが、掛布氏によると大の阪神ファンだったようで「そういう関係もあって阪神推しだったと思いますね」と、当時を振り返った。

 ちなみに、同期のドラフト1位は中大の佐野仙好で、後に三塁の定位置を争うライバルになった。「佐野さんが辞めるときに『一番悔しかったのは、おまえとポジション争いして負けたことだ。ただ、おまえがいてくれたから、ここまで野球ができた。

感謝している』と言われたときはうれしかったですね。僕も同じ気持ちです」とにっこり。佐野も主に左翼として、勝負強い打撃で85年の日本一に貢献するなど、長年にわたって阪神で活躍した。それもあり「ちょっといい話もしておこうかな」と笑わせた。

編集部おすすめ