◆愛知・名古屋アジア大会 第5日 卓球(23日、スカイホール豊田)

 女子団体準決勝が行われ、早田ひな、張本美和、長崎美柚で臨んだ世界チームランク2位の日本が、同4位の韓国を3―0(3―0、3―0、3―0)で退け、決勝に進出。前回23年杭州大会から2大会連続の銀メダル以上が決定し、1966年バンコク大会以来、60年ぶりの金メダル獲得に王手をかけた。

 1番手の早田から勝利のバトンを受けた張本は、快勝で勢いを加速させた。混合ダブルス2、3回戦の2試合でフルゲーム激闘の末に勝利後、団体戦でも勝って計3勝。2大会連続の決勝進出に「すごいうれしい。1勝に貢献できてうれしい。のびのびできました」と充実の汗をぬぐった。

 この日1試合目の松島輝空を組んだ混合ダブルスの2回戦は、情報の少ない北朝鮮ペアに苦しみ、一時は相手にマッチポイントも握られたが、逆転勝ち。2戦目の韓国ペアにもゲームカウント1―2から逆転した。ともに激闘で試合後は顔を真っ赤にしていた。

 空き時間は回復にあてていたといい、約30分昼寝した。「夢もみなかった。アラームも聞こえなかった。あぁ…疲れているんだなって。

もちろん起きれましたよ」と振り返った。少し回復したが、夜に臨んだ団体戦も「(体は)正直きつかった」というが、それでもこの日3試合目の団体戦も盤石な試合運びでマッチポイントから最後は「ひらめき」。レシーブで珍しい短く出すストップで決め、地力の高さを見せつけた。

 24日の決勝は世界チームランク1位で5連覇中の王国・中国戦。団体では5月の世界卓球団体戦決勝で敗れて以来。同大会では当時世界ランク2位の王曼昱を初めて破ったが、「(中国は)負けたことの方が多い選手ばかり。特別に何かを思うことはない。自分はいつも通りのことをやって向かっていくだけです」と張本。日本の60年ぶりの金メダルへ、気負わず成長してきた姿を見せる舞台だ。

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