◆愛知・名古屋アジア大会 第4日 体操女子(22日、名古屋市総合体育館)

 女子で団体総合の予選も兼ねた個人総合決勝で、チーム最年長の27歳・杉原愛子(アローブラボ/TRyAS)が、合計55・599点で日本勢史上初の金メダルを獲得した。23年杭州大会で銀メダルを手にした岡村真に続く、日本勢メダル。

西山実沙(なんばク)が銅メダルで日本史上初のW表彰台となった。

 最初の種目の段違い平行棒を13・533で踏ん張ると、続く平均台では14・266のハイスコア。3種目目の得意の床運動では、2度のラインオーバーはあったものの、躍動感たっぷりの演技を披露。観客に拍手を促し、会場全体を巻き込んで、最後はおなじみの王冠ポーズでフィニッシュし、13・700点。最後の跳馬も14・100の高得点をだし、表彰台に立った。

 杉原は2016年リオデジャネイロ、21年の東京と2大会連続で五輪に出場した後、22年6月に一時、現役を退いた。前回の23年の杭州大会はテレビのリポーターとして現地を訪れ、違う立場で選手を見つめ、「キラキラしていた」選手たちの姿を見て「やっぱり体操が好き」と原点に返り、23年6月に競技にカムバックした。今大会の開幕日は27歳の誕生日。運命に導かれたかのような大会で、今度は選手として挑み、悲願を果たした。

 7月に右ふくらはぎを肉離れを負い約1か月くらい通し練習などから離れたが、ベテランは焦ることなく、リハビリ期間に基礎を積み上げ逆境も乗り越えて見せた。

 23日は金メダルを目標に掲げる団体総合。史上初のアジア一を、チーム一丸で取りにいく。

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