◆プロボクシング▽フェザー級(57・1キロ以下)10回戦 〇セバスチャン・エルナンデス(判定2―1)亀田京之介●(23日、大阪・住吉区民センター)

 元世界3階級王者・亀田興毅氏(39)が興行主を務める「3150FIGHT11」が開催され、メイン10回戦は、いとこでWBA世界同級7位の亀田京之介(27)=MR=が、WBC世界スーパーバンタム級6位のセバスチャン・エルナンデス(25)=メキシコ=に判定1―2で敗れた。陣営が目標に掲げる来年中の世界初挑戦からも遠のいた。

 京之介は序盤から足を使いながら左フックや右ストレートをヒットさせ、上々のスタートを切った。だが、スタミナが続かず中盤以降に失速。ひたすら前進してくるメキシカンのパンチを被弾する場面が目立った。終盤は地元大阪の京之介コールを浴びながら戦い抜いたが、相手の連打から逃れるのがやっとだった。

 ジャッジ3者の判定は96―94、93―97、92―98で2者がエルナンデス支持。京之介は「負け? 認めますよ」とサバサバ。「パンチはなかったけど、大きな岩が(向かって)来ているようだった。前に来られて、これは厳しい戦いになるなと思った」と試合中にエルナンデスの圧を感じ続けていた。

 昨年2月の元世界2階級王者・ルイス・ネリ(メキシコ)戦、7月のアラン・ピカソ(同)戦で敗れたが、10月に元3階級王者・ジョンリル・カシメロ(フィリピン)に判定勝ちし、株を上げた。強豪相手の4連戦目となる今回は、海外開催だった過去3戦とは異なり、故郷の大阪開催。慣れ親しんだ地元で、昨年12月に元世界3階級王者・中谷潤人(M・T)との無敗対決で善戦し判定負けしたエルナンデスを「ぶっ倒す」と意気込んだが、厳しい結果を突きつけられた。

 何より、昨年6月に生まれた第一子の長男・虎之介くん(1)がこの日、試合会場を訪れた。

「息子が初めて来てくれて…勝ってリングに上げたかった」と声を詰まらせた27歳。「心は折れていない。まだまだ練習不足。また頑張る」と前を向いた。敗戦を糧に、京之介の挑戦は続く。

 通算成績は京之介が16勝(9KO)6敗2分け、エルナンデスが22勝(19KO)1敗。

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