人気テレビドラマ「北の国から」「前略おふくろ様」などでしられる脚本家の倉本聰(くらもと・そう、本名=山谷 馨・やまや かおる)さんが18日、多臓器不全のため死去した。91歳だった。

理事長を務める倉本財団が28日、発表した。11月3日に北海道・富良野演劇工場で「お別れの会」が営まれる。

 数々の名作を手がけた倉本さんの訃報に、有名人から悼む声が相次いだ。

 倉本さんが約36年ぶりに映画脚本を担当した「海の沈黙」(24年公開)に主演した俳優の本木雅弘は、追悼コメントを所属事務所を通じて発表。「自然界、そして人間の営みに深い考察と愛情を持ち、先生ご自身が樹木のように落ち着いた呼吸をされている印象でした。今年の2月に富良野に行く機会があり、先生とお食事をしました。時々イタズラなことを仰りながら、和やかな笑みを浮かべていたお姿が心に残っています。どうぞ 安らかに眠られますようお祈り申し上げます」と悼んだ。

 「北の国から」の主題歌を担当した歌手・さだまさしは自身のインスタグラムに、倉本さんとの2ショットをアップ。「歴史に残る名作『北の国から』の音楽を、若造の僕を信用して、ぽいっと全部任せて下さった侠気の人。大恩人でした」と思いをつづり、「最後にお目に掛かったのは『北の国から』放送開始45周年を祝った先月、八月九日の富良野演劇工場のステージでした。今思えば先生登場の時のこと。

《暗転~照明濃度まで計算し尽くして、浮き上がるように現れ~五郎さんの『遺言』を朗読~ふわりと暗転してあっという間に舞台から去る》という、あのストイックな演出。今思えばあれが我々への格好良すぎる遺言でした」と明かした。

 2017年のテレビ朝日系ドラマ「やすらぎの郷」に出演した女優・山本舞香は自身のインスタグラムで「一人ひとりの役のバックボーンが細かく書かれたノートを『これ、見てごらん。』と言って見せてくださいました。脚本って、こうやってできていくんだ。役って、こうやって生まれていくんだ。20歳の私には、とても大きな学びでした」と当時を振り返り、「当時81歳で、我が道をゆく。タバコを吸いながらお話しする姿、かっこよかったな。もう一度、お会いしたかったです。倉本さん、本当にありがとうございました。どうか、ゆっくり休んでください」とつづった。

 「北の国から」で、純が東京で知り合ったタマ子を演じた女優・裕木奈江はXで「ありがとうございました」と感謝の言葉をつづった。

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