日本ハムの栗山英樹チーフ・べースボール・オフィサー(CBO)が28日、多臓器不全のため18日に死去していたことが発表された脚本家の倉本聰さん(享年91)を追悼するコメントを発表した。両氏はかねて親交があり、思い出も交えながら故人をしのんだ。

 球団発表によるコメントは以下の通り。

 「人生の大きな分岐点になった栗の樹ファームを造るという決断の原点が、倉本さんのドラマ「北の国から」でした。北海道に拠点を置く大きな要因になりました。

 スポーツキャスターから転身してファイターズの監督に就任した1年目の2012年。パ・リーグ制覇したそのオフ、倉本さんにこう尋ねられたことが胸に強く残っています。

『20年以上もメディアにいたあなたが、なぜ勝てたのですか?』

 メディアと野球の現場は対極にあるにも関わらず、成果を残したことに強い興味を持っていました。その問いで、私はそれぞれの立場に『正義』があることを悟りました。人として生きていくための摂理を教えてもらいました。

 最大11・5ゲーム差から逆転優勝した2016年。『どんどん使って』と、快く了承してもらい『北の国から2016伝説』と命名させていただきました。なかなか勝てないままで10年間のファイターズでの監督生活を終えた時には『北海道のためにありがとう』と労っていただき、報われたことも思い出します。そのオフに栗の苗木を100本プレゼントしてもらい、栗の樹ファームで一緒に植樹もしました。

今、その栗の木は実をつけ始めています。

 自然から学び、人としてどう生きるべきか。

 富良野で一緒にお酒も飲み、含蓄に富んだお話を聞かせていただきました。倉本さんの生き様や感性、授けてもらった数々の言葉や思想。私の人生の道標でした。ありがとうございました」

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