◆米大リーグ ナ・リーグ ワイルドカードシリーズ ブレーブス6―2フィリーズ(1日、米ジョージア州アトランタ=トゥルイストパーク)

 ナ・リーグ東地区王者ブレーブスが1日(日本時間2日)、同地区2位でワイルドカード3位のフィリーズを破り、2勝1敗でシリーズ突破を決めた。3日(同4日)からスタートする地区シリーズで、ワールドシリーズ2連覇中の王者ドジャースと対戦する。

 2日前のシリーズ初戦で投げたばかりの37歳のセールを8回2死、ハーパーの打席で投入した。24年投手3冠でサイ・ヤング賞のエース左腕は、得意のスライダーを4球続け、難敵ハーパーを空振り三振にしとめた。9回も続投し先頭のボームに中前打を打たれたが、続くストットを三邪飛に打ち取ると、2者連続三振で締め、チームを地区シリーズに導いた。

 昨年にドジャースがワールドシリーズで山本由伸をリリーフ投入したような執念の采配だった。「今日の午後、私がオフィスに入ると、セールがデスクの前のいすに座っていた。そして私を見て『すごく調子がいい』と言った」とワイス監督は舞台裏のやりとりを明かした。「それなら話そう」と終盤で上位打線に回るところで起用する方針を確認。「結局、彼に4つのアウトを任せることになった。なんという戦士だろう。クリス・セールに対する賛辞の言葉が見つからない。私がこれまで一緒にやってきた中で最高の選手の一人だ。彼ほど素晴らしい選手はいない」と感謝した。

 ブ軍は初回1死から2者連続四球を選ぶと4番のハリスが先制3ランを放った。先発カーを4回途中で下げ、早めの継投に入る中、その裏にはアルビーズが、リリーフしたウィーラーから右中間へ2ランを放ち、リードを5点に拡大した。6回に1点を返されたが、7回に今季41発の主砲オルソンがバックスクリーン右へソロを放って再び5点差とした。

 8回にヒルの三塁打からターナーの犠飛で1点を返されると、セールを投入する執念の継投。9回も続投し逃げ切った。

 ブレーブスはポストシーズンで「勝てば突破、負ければ敗退」という大一番でこれまで6連敗。史上3番目のワースト記録だったがジンクスに終止符を打った。

 中1日で連投したことでドジャースとの地区シリーズに影響が出ることは不可避な状況になった。1勝が計算できるセールのドジャース戦についてウェイス監督は「(次回登板は)分からない。全く見当もつかない。我々はそのこと(地区シリーズでの起用)について気に留めてすらいなかった。ただこの試合の決着をつける。

それだけだった」と後日検討するとした。

編集部おすすめ