◆第22回全日本女子硬式野球選手権大会第2日(11日、坊っちゃんスタジアムほか)

 女子硬式野球の日本一を決める大会の2回戦が行われ、巨人女子チーム(東京)が8月の全日本クラブ選手権覇者のZENKO(埼玉)をサヨナラで破って、8強入りした。

 関東地区のリーグ戦・ヴィーナスリーグで戦い、手の内を知り尽くした同士の戦いは、緊迫した投手戦となった。

巨人・清水美佑とZENKO・左川楓の投げ合いは4回まで両軍無安打。それでも巨人は初回、四球を手始めに1死満塁の好機を作ったが併殺、その後も得点圏に走者を出すものの得点に結びつけられず、最終7回を迎えた。

 先頭打者の東ここあの死球を足がかりに再び1死満塁。ここで山下陽夏が狙っていたというストレートを振り抜き中前に運ぶと、ナインは優勝したかのように抱き合って喜びに浸った。山下は「詰まり気味でしたが落ちて良かった。みんな、この試合が山場だと思っていたので、(ペットボトルのシャワーも)気持ちよかった」と笑顔。隠善智也監督は、「少ないチャンスをものにできたのは、選手の力。山下はいつも、G球場での夜間練習で打ち込んでいたので期待を込めた。成果が出ました」とたたえた。

 エース清水は、3安打無四球完封。指揮官は「今年ベストのピッチング。この試合に勝つ思いが出ていた」と絶賛。

本人は、延長タイブレークの準備をしつつも「決めてくれと願っていた。山下さん様々です」と笑わせて、「今年、うまく行かないときでもマウンドを任せてもらえた恩返しと思って、今日は最初から100%出しました」と振り返った。本格活動4年目のチームは、夏のクラブ選手権、リーグ戦は制したことがあるが、この大会は未戴冠。清水は「4年間、この大会優勝を目指してきているので、1つずつ勝って行きたい」と語った。

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