◆プロボクシング ▽WBA、WBC世界フライ級(50・8キロ以下)統一戦12回戦 〇セルヒオ・メンドーサ (5回TKO) リカルド・サンドバル●(10日=日本時間11日、米国イリノイ州シカゴ)

 WBA、WBC世界フライ級王座統一戦は、WBA10位&WBC15位のセルヒオ・メンドーサ(26)=メキシコ=が統一王者リカルド・サンドバル(27)=米国=に5回TKO勝ちして新王者となった。サンドバルは初防衛に失敗。

 戦績はメンドーサが28勝(24KO)1敗、サンドバルが27勝(18KO)3敗。

 波乱の新王者誕生だ。米ボクシング専門メディア「ボクシング・シーン」などによると、メンドーサは2回、サンドバルを驚異的な攻撃力で、最初のダウンを奪うと、右ストレートで顔をはじき、あごに強烈な左アッパーで2度目のダウンを演出。3回には強打でぐらつかせると、5回、再び右フックでダウンを奪取した。立ち上がった統一王者に、メンドーサが連打を浴びせると、1分46秒、レフェリーが試合を止めた。

 「今は衝撃を受けている。メキシコ万歳!」とメンドーサ。「フライ級では自分の力が通用すると分かっていたし、実際にそうだった。全ての犠牲が報われた。家族と離れているのはつらかったけどね」。WBA、WBCともに世界ランクでは2ケタの挑戦者は波乱を演出し、最近亡くなった兄に勝利を捧げた。「これまでの努力が報われた。

僕は本来、フライ級の選手で、今回の結果がそれを証明した」

 メンドーサは昨年4月、東京・後楽園ホールでIBF世界ミニマム級(47・6キロ以下)王者タノンサック・シムシー(タイ)に挑戦するも、2回KO負けを喫していた。今回が再起戦だった。プロモーターのオスカー・デラホーヤ氏はボクシング・シーンに対し「驚くべきサプライズだった。メンドーサ選手はコラーゾ選手の代役としてわずか7日前に出場が決まった。サンドバル選手のKOは信じられないものだった」と語った。サンドバルは2025年7月、日本で現WBO世界スーパーフライ級(52・1キロ以下)王者で世界3階級制覇王者・寺地拳四朗(34)=BMB=に判定勝ちし、WBC、WBA世界フライ級統一王座を獲得。当初、統一王者は今回、WBAスーパー&WBO世界ミニマム級統一王者オスカー・コラーゾ(プエルトリコ)と対戦する予定だったが、コラーゾが負傷したため、中止となっていた。

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