◆明治安田J1リーグ▽第9節 東京V0―2広島(11日・味スタ)

 東京Vは相馬直樹新監督を迎えた初陣、ホームに広島を迎えたが、0―2と敗れた。開幕9試合で4分け5敗といまだ未勝利、勝ち点4で最下位に転落した。

相馬監督は試合後会見で「正直、勝てなかったことは相当悔しい。すごく短い(準備の)時間の中で、前半素晴らしい姿を見せてくれた。それを最終的に勝利に持って行けなかったことは悔しく思っています」と振り返った。

 5日に城福浩新監督の解任を発表し、8日に就任した相馬新監督で迎えた初陣。前半はJ1初先発のFWキム・ヒョンウと、FW染野唯月の2トップを生かし、裏をシンプルに狙うプランで広島ゴールに迫った。しかし後半2分、広島MF松本泰志にミドルシュートを決められて失点。さらに同13分、広島FW鈴木章斗に今季7ゴール目となる追加点を許した。相馬監督の「前へのベクトルを大きくしたかった」という狙いはある程度、表現した試合となったが、広島との地力の差も現れた。

 

一方で相馬監督が「私のミスです」と明かしたのが、後半12分に2トップの一角として投入し、同40分に交代させたFW一美和成への采配だ。投入したFW山田剛綺を加えた3トップも考えたが、練習での準備がまったくできていなかったことに加え「僕がコンディションを見誤った、というか、期待するコンディションではなかった。ぼくの知っている一美は、もっとできる選手」と説明。ボールへの反応の遅さなど、一美のコンディションを見極められていなかったことで、就任初戦から異例の“インアウト”を決断したが、結果にはつながらなかった。

 J1での指揮は21年の鹿島時代以来、5年ぶりとなる相馬監督。「自分自身の采配も、ちょっと動ききれない部分が正直あった。まだ全体のコンディションや個々のキャラクターまで、正直わかっていないところも当然ありました。それだけではなく、私自身の(前任のJ3鹿児島時代から)1年間、監督として時間が空いたことで、ゲームの中での(感覚不足の)部分あった。ただ、これはベンチワーク含め、改善できるところはある」と語り、今後の立て直しを誓っていた。

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