◆新日本プロレス「KING OF PRO‐WRESTLING 2026」(12日、両国国技館)観衆6422

 新日本プロレスは12日、両国国技館で「KING OF PRO‐WRESTLING 2026」を開催した。

 メインイベントでIWGPヘビー級王者・辻陽太が「G1クライマックス」覇者の大岩陵平と2度目の防衛戦を行った。

 大岩はデビューから史上最速で真夏の最強戦士決定戦「GI」を初制覇。9・27神戸ワールド記念ホール大会での辻と後藤洋央紀の勝者へIWGP初挑戦が決定していた。

 結果、辻が後藤を破り辻への挑戦が決定した。辻と大岩は昨年と今年の「G1」でいずれも辻が連勝。辻にとって返り討ち、大岩にとってリベンジを期した一戦は、グラウンドの攻防からスタート。辻のチョップに大岩がアームホイップで反撃。タックル合戦で熱を帯びてきた。

 王者は風車式バックブリーカーを決めると大岩は場外へ転落。エプロンに立った大岩に王者がタックルを仕掛けると挑戦者は必殺のヘッドロックで捕獲した。

 そのまま場外で辻を絞め上げた大岩に王者はフェンス、鉄柱にたたき付けヘッドロックを解き放った。さらに辻はセカンドコーナーに立つと場外であおむけの大岩へマーロウ・クラッシュを腹に突き刺し試合を支配した。

 

 右脇腹へのダメージの深い挑戦者に王者は徹底してフットスタンプなど強烈な技で腹を攻め込む。

もん絶し無抵抗の大岩へチョップ、顔面を踏みつけ窮地に追い込んだ。15分が経過し大岩も起死回生のタックルからセントーンで逆転。さらにコブラツイストで王者を絞め上げた。追撃のトップロープからのダイビングボディープレスは王者が両ひざを立て完封した。

 再び主導権を握った辻は、コーナーを背負った大岩へヒザ蹴りを突き刺す。それでも挑戦者は天山スープレックスで逆転。20分を超え、大岩はビッグバッファローロックで捕獲。王者は強引な投げで場外へ放るとトペで追撃。さらにリングへ挑戦者を上げるとマーロウ・クラッシュを腹に突き刺した。

 必殺のジーンブラスターを狙うも大岩がかわす。そこから回転してのジャーマンスープレックスで挑戦者はカウント2まで追い込んだ。再びジーンブラスターをかわし大岩はパワーボムで大逆転。

両者ともに立ち上がれずダウンカウントが数えられた。

 

 辛うじて立ち上がった両雄は再び倒れ込む。館内は大岩と辻のコールが交錯しヒートアップ。大喚声の中、エルボー合戦を展開し辻が強烈な一撃で大岩を倒す。大岩の連打をボディーへのパンチで迎撃。ラリアットで追い込み、ジーンブラスターをさく裂したが大岩はカウント2で返す。

 辻は逆エビ固めでロック。大岩は驚異の粘りで返すとヘッドロックで捕獲した。30分が経過する大熱闘。王者はバックドロップを放つも挑戦者は両腕をほどかない。前へ落とし、ロープへ振るもヘッドロックでなおも絞め上げる。

 辻が振りほどくと大岩はザックドライバーをさく裂。

それでも辻は至近距離からのファイヤーブラスターで大逆転。ジーンブラスターを敢行もTHE GRIPで抵抗した。さらにTHE GRIPで追い込んだが、立ち上がった辻はジーンブラスターで逆襲。背後からのファイヤーブラスターでトドメを刺し辻が2度目の防衛に成功した。

 試合後、マイクを持った辻は観衆へ「ありがとう」と叫ぶと「ほんのちょっとだけ俺の方が強かった」と大岩へ呼び掛け再戦を約束した。

 新日本プロレスの頂上決戦を制した王者は「このIWGPこそが新日本最高でプロレス界最高なんだよ」と勝ち誇り「覚悟はいいか!」と絶叫した。

 

 館内が暗転するとスクリーンにAEWのケニー・オメガが登場。オメガは日本語で「ヨータ・ツジ。正直俺は少し混乱してるんだ」と辻がAEWへの参戦を拒否したことを引き合いに英語で「こちらからお前に挑戦」と表明し辻へ返答を求めた。

 辻はメッセージを受けオメガへ「調子乗ってんじゃねぇよ。この俺がIWGPの挑戦を認めるわけないだろ!」と拒否。「まずは日本に来てからだ。

話はそれからだ」と呼び掛けた。ここでボルチン・オレッグがリングインし辻と視殺戦。すると、まさかのオメガがリングに登場し辻を襲撃しKOした。

 さらに片翼の天使をさく裂させマットに沈めた。マイクを持ったオメガは日本語で辻が挑戦を拒否したことに「正直ショック」と明かし「お前はマッチメイカーではない。社長さん、棚橋さんとゆっくり話します」とリングサイドで立会人を務めた棚橋弘至社長へメッセージを送った。

 バックステージで若手選手に両肩を抱えられながら現れた辻は「ケニー、AEWよ…このIWGPはお前らのおもちゃじゃないんだよ」とうめき両国の闇に消えた。

 今大会はこの日、午後11時15分からテレビ朝日系で全国放送される。

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