歌手の竹島宏が14日、東京・タワーレコード渋谷店で行われた25周年アルバム発売記念スペシャルイベントに登壇した。

 デビュー25周年を記念し、5年ぶりのアルバム「Night in Bloom Hiroshi Takeshima 25th」を発売。

松井五郎氏と幸耕平氏というヒットメーカーが全曲を書き下ろした。「眠りを誘うナイトミュージック」をコンセプトに制作した意欲作だ。「コンセプトに基づいたアルバム作りをしてもらうのは初めて。デモ曲が届くたびにワクワク、高揚させてもらった」と振り返った。一方、5曲目が届いた際には「眠りがテーマなのに、こんなに悲しい曲や激しい曲があっていいのかな」と戸惑った。しかし、8曲目が届いて考えが変わり、「いろんなタイプの曲を聴いて、フラストレーションを残すことなく、ぐっすり眠っていただけるアルバムになった」と自信を見せた。

 節目を迎え、「デビューの時のような気持ちでこの日を迎えさせていただきました。これ以上のものが作れるのかなと思うぐらい傑作の1枚」と胸を張った。デビュー後のインタビューでは、ジャズボーカリストのような「歴史に残る名盤を一生に1枚でいいので作りたい」と語っていた。「その目標に近づけたのではないかな」とほほ笑んだ。この日は、アルバムのコンセプトに合わせた華やかなガウン姿で登場。ファンの前で「le prelude」「螺旋の二人」「ユーカリ」などのアルバム収録曲6曲を歌い上げ、握手会なども行った。

 来年の目標を問われると、「今回のアルバムは絶対に売れると思っています」とファンにアピール。「このアルバムを引っ提げた豪華なライブをしたい。家を建てられるビッグヒットを作ることが目標です」と野心をのぞかせた。

 豪華ライブの会場には、紅白歌合戦の舞台となる「NHKホール」を挙げた。かつて会場の近くに住んでいたこともあり、思い入れのある場所だという。「最近、自分では口には出さないんですけれども、ファンの皆さんからのお手紙を拝見すると、毎年年末になると気をもみますというものを頂く。いつかはたどり着けた方がいい場所」と紅白への思いを明かした。「自分がその場に立たせていただくイメージを強く持ちながら、歌い続けていきたい」と力を込めた。

 豪華ライブの構想は、師事する幸氏の助言がきっかけ。「お前のお客さんは本当にいい雰囲気の方が多いから、特別なライブをやった方がいいよ」と勧められたという。「1人10万円ぐらいのコンサート」と明かすと、会場からは笑いが起きた。「そのぐらいの額を出しても惜しくないようなステージをやらなきゃいけない」と言われたことについて、「大人の階段を上がれという意味合いだと思いました」と語った。

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