◆明治安田J1リーグ ▽第11節 FC東京0―0柏(21日・味の素スタジアム)

 柏は、FC東京との上位対決をものにできず、敵地で0―0で引き分けた。

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 10月21日は柏にとって特別な日だ。

4年前の2022年、下部組織から柏で育ち、クラブのJ1得点記録(56点)を持つ元日本代表FW工藤壮人さんが水頭症により死去。柏のエース番号「9」を着けて、3個(11年リーグ優勝、12年天皇杯、13年ルヴァン杯)のタイトルをチームにもたらしたストライカーは、32歳の若さで亡くなった。

 工藤さんの命日に柏が試合を行うのはこの日が初めてだった。ゴール裏では「工藤壮人」と書かれた横断幕が、サポーターによって掲げられた。柏にとって初となった命日での試合は、くしくも工藤さんが2009年にリーグ戦デビューした場所(味の素スタジアム)と相手(FC東京)となった。

 主将のDF古賀太陽にとって、工藤さんは小学4年時に下部組織に入った際の高校3年。下部組織の交流の一環だったバーベーキューでサインをもらったり、「(童謡の)森のくまさん(の替え歌)をうたってくれた」こともあった。古賀はFC東京との試合後、工藤さんについて「彼の人柄は常に見ていましたし、僕ら後輩からしても模範とするような選手だった」と振り返ると「彼がレイソルで成し遂げたようなことを僕も成し遂げられるように頑張っていきたいですし、恥じないようなプレーを見てもらえるようにしたい。アカデミー出身なので、先頭を走ってやっていきたい」と思いの丈を表現した。

 その上で、FC東京と引き分けたことについて「今日はなおさら勝ちたかった」と悔しさをあらわに。「サポーターの皆さんも特別な思いを持っていると思う。そこに対して強い気持ちを持ちながらこれからもやっていきたい」と語った。

(浅岡 諒祐)

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