ドラマ「北の国から」などを手がけ、9月18日に多臓器不全のため91歳で死去した脚本家・倉本聰(くらもと・そう、本名・山谷馨=やまや・かおる)さんの「お別れの会」が3日、北海道・富良野市の富良野演劇工場で営まれた。俳優の岩城滉一が参列して献花し、報道陣の取材に応じた。

 最後に会ったのはコロナ禍の直前で「撮影で東京に来られた時に、会ったら嬉しそうな顔をされていた。タバコも吸われていたので『そろそろやめた方がいいんじゃないの?』と話はした」と振り返った。

 思い出については「話すと3時間くらいかかる」とし、倉本さん宅で夜に集まって「宴もたけなわの時に『先生そろそろ』と言うと、『バカヤロー!』と怒鳴られた。さみしがり屋な人でした。竹下景子ちゃんや、みんながいるとうれしそうにお酒を飲んでいました」と語った。

 続けて「お疲れ様でした、と言うしかない。僕もずいぶん悪いことをしてきたけど、先生だけは味方してくれた。義理も恩もすごくある。一言では言い切れない」と感謝。「恩師で、特別な人です。先生がいなかったら僕は今ここにいない。全てが倉本先生から授かったというか、ギフトしてもらったと思っている」とした。

 倉本さんからの言葉で一番印象に残っているのは「お前はバカだな」という一言。「お前のバカは癖だから治らない。病気は薬で治るけど」と言われたことを述懐した。

 岩城は「北の国から」シリーズに出演。田中邦衛さん演じる主人公の黒板五郎一家と交流する“草太兄ちゃん”こと北村草太を演じた。

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