ドラマ「北の国から」などを手がけ、9月18日に多臓器不全のため91歳で死去した脚本家・倉本聰(くらもと・そう、本名・山谷馨=やまや・かおる)さんの「お別れの会」が3日、北海道・富良野市の富良野演劇工場で営まれた。女優の竹下景子が長男で俳優の関口まなととともに参列し、報道陣の取材に応じた。

 涙を流しての献花後には、関係者と抱き合って悲しみを共有した。目を真っ赤にして「信じられない。先生の(献花台の)お写真を見て、いなくなっちゃったんだ、と。お礼を言わせていただきました」と述べた。

 現場で受けた演技指導以上に、何を大切にして生きていけばいいのかということを学んだという。倉本さんが運営した「富良野自然塾」のインストラクターとしても同地に関わった。

 ロケを振り返った竹下は、「迷っている時に『景子ちゃんどうしたの?』と声をかけてもらい、いつも見守っていただいた。全てにおいて、本当に心から先生と思える、大きな大きな先生でした」としのんだ。

 倉本さんがいなくなった今でも「どこかで先生の息遣いを感じられる。ここに来れば先生にまた会える、という場所」と大切にしていくつもりだ。

 倉本さんの厳しさについて「北の国から」で姉役だったいしだあゆみが、寒空の下で出番の時間まで子役たちと待っていたことを回想。倉本先生に「景子ちゃん、あゆみちゃんを見てごらん。

あゆみちゃんは寒い中(外に)いるんだよ」と言われたことを明かし「役者として自分に厳しくしていくことが大事だと教わった」と目線を上に向けた。

 竹下は「北の国から」で田中邦衛さんが演じた主人公・黒板五郎の義理の妹で、純や蛍の母親的存在だった「雪子おばさん」を演じた。

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