湖池屋とロック・フィールドは、じゃがいもの新品種「ゆめいころ」を使った新商品の発売を機に、初のコラボレーション施策を実施する。湖池屋は「ゆめいころポテトチップス」を同社オンラインショップで、ロック・フィールドは惣菜ブランド「神戸コロッケ」の「ふわもちコロ」を店舗でいずれも11月5日から販売している。
発売に先立ち両社は5日、都内で発表会を開き、商品の導入背景やコラボの経緯等を説明した。近年、北海道のじゃがいも産地では、「ジャガイモシストセンチュウ」をはじめとする病害虫の発生リスクが問題視され、長年親しまれてきた「男爵芋」などの従来品種から抵抗性品種へと切り替える動きが広がっている。
こうした中、限定流通だった抵抗性品種「ゆめいころ」を使い、湖池屋は2025年11月、ロック・フィールドは25年12月にそれぞれ商品を販売した。その動向に注目したロック・フィールドから湖池屋へアプローチし、交流を重ねて今回の協業が実現したという。ロック・フィールド企画開発本部ブランド戦略室ブランド企画グループの藤井綾子氏は「手間はかかっても、おいしさを妥協せずに追求するというものづくりへの姿勢や、ブランドにかける思いが合致した」と話す。
公式Xのフォロワー数が100万人を超える湖池屋と、全国に「神戸コロッケ」34店舗を展開するロック・フィールドが協業することで「ゆめいころ」の認知を広げ、産地支援につなげる狙いがある。参加しやすい企画を通じて消費者の関心を産地へ向け、持続可能なじゃがいも生産を支援していく。
◆「ゆめいころ」の特性生かす ポテチとコロッケを提案
湖池屋は、岩塩と塩のバランスにこだわった「ゆめいころ ポテトチップス 芋を味わう岩塩」と、北海道産たまねぎの甘みを生かした「同 たまねぎコンソメ」の2品を各1万セット限定で販売した。“北海道を味わう”をテーマに、噛むほどにじゃがいもの味が引き立つ味わいに仕上げている。各1箱・70g×6袋入、1箱税込1,684円、味くらべセット税込3,198円。いずれも送料別。
ポテトチップス専用品種とは異なり、生食用の「ゆめいころ」はでんぷん価が高く、焦げやすいという特性がある。湖池屋では揚げ方や味付けに技術的な工夫を凝らして商品化したという。湖池屋マーケティング本部ECマーケティング部課長の髙柳裕行氏は「さまざまなじゃがいも品種の特性に応じた製造ノウハウを蓄積することは、当社の技術力向上や国産じゃがいも全体の価値向上につながる」と語る。
一方、ロック・フィールドの「神戸コロッケ」が提案する「ふわもちコロ」は、“ふわもち”食感を生かした丸型のコロッケだ。素材のおいしさを引き立てるブイヨンベースに、ほんのりとベーコンのうまみを加えている。
「男爵芋」を使った定番コロッケは主要購買層の40、50代から根強い支持がある。「ふわもちコロ」はそれよりも若い20、30代をメインターゲットに想定し、新規ユーザーの獲得を図ることにした。1個税込199円、12月2日までの期間限定。
◆店頭・SNSで食べ比べ企画を展開
11月7日・8日には「神戸コロッケ」3店舗(ルミネ新宿店、元町本店、阪神梅田本店)で1日限定のコラボイベントを実施する。来店客に「ふわもちコロ」と「ゆめいころ ポテトチップス」の食べ比べを提供し、「あなたはどっち派?」企画への投票を募る。また、湖池屋は「ゆめいころ ポテトチップス」の詰め合わせと全国のロック・フィールド店舗で使える「そうざい券」1500円分が当たるSNSキャンペーンを11月11日まで実施する。
「男爵薯」を母に持つ「ゆめいころ」は、2021年に北海道の優良品種に認定された。









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