夏の定番料理といえば、カレーライス。簡単に調理できるし、しかも風味豊かなスパイスが食欲を誘い、肉も野菜もたっぷりいただける。

効果的に栄養補給ができるので、スタミナが不足しているときには、ぜひ食卓に並べたいメニューだ。

ところでカレーに入れる具には地域差があり、関東は豚肉、関西は牛肉が多いと聞いたことはないだろうか。
株式会社ドゥ・ハウスが2010年に行った「カレーに関するアンケート集計結果」でも、京都、大阪、兵庫、和歌山など近畿地方の多くの府県が「カレーには牛肉を入れることが多い」と回答し、中部地方より東では「豚肉が多い」と回答している(ちなみに栃木、島根、山口では鶏肉、三重や奈良では牛と豚が半々、という結果に)。

東と西で豚派と牛派に分かれる理由としては、Yahoo!レシピのQ&A「なぜ、関東と関西ではカレーに入れる肉が豚肉と牛肉にわかれるのでしょうか?」に記載があるように、関西には松阪牛、神戸牛、近江牛などのブランド牛が多く、もともと豚肉より牛肉が好まれる食文化があるから、という説が濃厚なようだ。その一方で関東は、寒さが比較的厳しいため、脂肪分の多い豚肉が好まれるという説もある。

カレーという一見単純なメニューでも、地域によって微妙な文化の違いが表れるのが面白い。どこかに旅行した際にはあえて超定番料理を注文して、“その土地の味”を堪能するのも良さそうだ。


■Yahoo!レシピ お料理Q&A「なぜ、関東と関西ではカレーに入れる肉が豚肉と牛肉にわかれるのでしょうか?」
HP:http://recipes.yahoo.co.jp/question/detail/1057779555/

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