夏を目前に控え、カルディでは暑いアジア生まれのエスニック食材が続々と並びはじめています。特に豊富なのはタイ料理に欠かせないペーストやレトルトソースです。
その中から、料理好きはそれを常時ストックしていると言われる“カルディ定番商品”を4品ご紹介します。
一瞬で本格ガパオができる「ホーリーバジルチリペースト」

タイ料理で大人気のご飯ものといえば「ガパオライス」ですよね。ご飯の上に鶏挽肉の炒めものをのせた料理で、日本の「肉そぼろご飯」のような料理。大きな違いは、 “ガパオ”というハーブを使っている点です。
“ガパオ”とは「ホーリーバジル」のことで、実は日本ではなかなか手に入らないハーブなんです。代わりにスイートバジルを使うこともあるのですが、やはり本場の味を再現するなら必須アイテム。

その点、カルディには、そのホーリーバジルをたっぷり使ったタイ製の「ホーリーバジルチリペースト」があるので安心です。タイの調味料とミックスしたペーストなので、お好きなお肉と炒めれば、あっという間に本格的な「ガパオライス」が完成するのです。

ちなみに2人分を作るならこのペースト大さじ3杯だけで他に何も足さなくてもOK。完成したのちに、ナンプラーやオイスターソース、唐辛子や砂糖など、食べる時にちょい足しすれば、辛さや酸味などお好みの味を楽しめます。
グリーンカレーなら四の五の言わずに「ロイタイ」

続いて紹介するのは、カルディの“ド定番”ともいうべきタイブランド「ロイタイ」のカレーです。使用する唐辛子やスパイスによって、グリーンカレー、レッドカレー、イエローカレー、マッサマンカレーなどの種類があります。日本人に最も人気なのは、グリーンカレーではないでしょうか。

作り方はいたって簡単です。鶏肉やエビ、タケノコなど好きな具材を炒めた後、紙パックのカレースープを入れて煮込むだけ。インスタント料理並みに簡単なのに、味は超本格的。「グリーンカレー」は、青唐辛子やレモングラス、ガランガルというタイの生姜を使用しており、爽やかな香りと、清涼感ある辛さが印象的。ご飯だけでなく日本のそうめんにも合います。

ちなみに、辛い順に並べると、グリーンカレー、レッドカレー、イエローカレー、マサマンカレーといった順になります。調理が簡単なので、肉や魚など具とスープを変えた2種類を作って“あいがけカレー”にすると楽しいと思います。
蟹ペーストの万能調味料「ナンファー クラブペースト」

カルディには万能調味料といわれる人気商品がいくつか存在しますが、このタイの調味料「ナンファークラブペースト」もその一つ。その名の通り、カニの身がぎゅっと入った調味料で、小さじ1/2程度をチャーハンやフォーに加えるだけでリッチで濃厚かな風味になるんです。

このペーストは、カニやエビ、ニンニク、オイル、パプリカ、塩胡椒で味付けされていて赤いのですが、唐辛子は入っていないので辛くありません。使い方も万能で、カレー、焼きそば、肉野菜の炒め、スープ、オムレツなど、タイ料理に限らずなんでもOK。

まるで食べるラー油のごとく、「食べるカニ油」として何にでも使えるので、白いご飯にのせただけでも箸が止まらないほど美味しいんです。これは確実に手放せない一瓶です。

本格トムヤムクンがすぐできる「トムヤムペースト」

最後にご紹介するのは、タイ料理代表的な味“トムヤム”。世界三大スープの1つとしても知られるエビの入ったスープ「トムヤムクン」は誰もが知る存在です。ちなみにタイ語でトムは煮る、ヤムは混ぜる、クンはエビを指す言葉。トムヤムクンを前にするたび、「どうしてこんな奇跡の料理が創造できたのだろう?」と、酸味と辛味の絶妙なバランスに感動します。
もしこれを1から作るとなると、レモングラス、バイ・マックルー(コブミカンの葉)、ショウガ、ニンニク、パクチーの根、タマリンド、トウガラシなどさまざまなハーブ、スパイスを用意しなければなりません。もちろん、料理の腕も必要なはず。
しかし、カルディで売っている「ナンファートムヤムペースト」(375円)を買えば、そんな苦労は一切不要です。この「ナンファートムヤムペースト」をお湯に溶かしてエビを入れて煮込むだけで、奇跡の味が再現できるんです。

エビだけでなく、鶏肉(ガイ)、豚肉(ムー)、イカ(プラームック)など、好きな具材を入れてもOK。さらに、炊飯器に具材と生のお米と、このペーストを入れて炊き込めば、トムヤム風味のピラフかパエリアのようにもできます。

普段は食材から料理を考える、という人も多いと思いますが、この記事でご紹介したアイテムがあると、味から料理を想像できて、作るのも食べるのも楽しくなります。どれも夏の料理にぴったりなアイテムですので、ぜひ試してみてください。
(撮影・文◎土原亜子)