TBSラジオ『サンドウィッチマンの週刊ラジオジャンプ』は毎週土曜日24:00から放送中!

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「週刊少年ジャンプ」が2018年に創刊50周年を迎えることを記念してTBSラジオで新番組「サンドウィッチマンの週刊ラジオジャンプ」がスタート!普段は滅多にメディアに出ることのない「週刊少年ジャンプ」の漫画家先生たちをゲストに、MCのサンドウィッチマンが、ここでしか聴くことのできない、スペシャルなトークを展開します!

11月10日(土)のゲストは前回に引き続き、手塚治虫先生のご長女で、手塚プロダクション取締役の手塚るみ子さんでした!

サンドイッチマンが手塚るみ子と手塚治虫の死後を語る

伊達:手塚るみ子さんの肩書き、プランニングプロデューサーというのは、どういったお仕事なんですか?
手塚さん:手塚が亡くなって30年位経つんですけど、手塚治虫が自分が亡くなった時に「もう誰にも読まれないんじゃないか」という心配をすごくしていたんですよ。生前から「俺が亡くなったら3年は内緒にしてろ」と言っていた位、誰も読まなくなるって事を心配していまして、で父が亡くなった時に、やっぱりその気持ちがすごく娘としてもよく分かったんですね。

本当に今(漫画の)神様と言われて、ただ、私としては神様だって祀られてね、神棚の上に置かれて、拝まれて、結果誰も漫画読まないってなってもらうと困る訳ですよ。やっぱり漫画っていうのは読んでもらって初めて生きてくるものですし、まあみんなが祭り上げているのを引きずり降ろして、子供達のおやつになるような企画にして、口の周りを汚しながらオヤツを食べる感覚で、手塚漫画に親しんでもらいたいなーと思って、引きずり降ろす企画ばっかりやっています(笑)。

サンドイッチマンが手塚るみ子と手塚治虫の死後を語る

伊達:(手塚先生の)机の引き出しから色んなものが出て来たんですか?
手塚さん:はい。亡くなった後やっぱり机の中を整理したりするんですけど、色んな父の名残が入っているんですよ。晩年苦しかったんでいっぱい服用していた薬が入っていたり、ずっと痔持ちでもあったんで痔の薬が出てきたり、色んな物が入っている中から、パンツが出てきまして…
富澤:引き出しから?
手塚さん:はい(笑)。しかも新しいパンツじゃなくて、はき古したというか、クシャクシャになった物が出てきたらしくて…
伊達:何でだろう?
手塚さん:謎ですよね。でも想像するにパンツもはき替える時間もないほど、机から離れられない忙しさで…
伊達:痔だって座って描き続けているから痔になっちゃってる訳で…
手塚さん:そうですね。だからもうはき替えて洗濯場に持って行くにも時間がないから引き出しに入れたってゆう(笑)。
伊達:捨てはしないんですね。一応、いつか洗おうっていう…
手塚さん:まあ、何でしょうね。その辺は謎ですけど。

サンドイッチマンが手塚るみ子と手塚治虫の死後を語る

伊達:最後に質問がございます。

るみ子さんにとって手塚治虫とは?
手塚さん:うーん、自分のルーツですね。自分がこの先どう生きるかとか、何か考える時にじゃあ父はどういう考え方を持っていたかな?とか、その辺がすごく参考になるので…。あとは変な話ですけど、自分の人生を楽しむために、手塚治虫という存在があるのかなあと思っています。
伊達:楽しむため…?
手塚さん:おかしいですよね。父親をおもちゃにして(笑)。
サンド:ははははは!

サンドイッチマンが手塚るみ子と手塚治虫の死後を語る

♪手塚るみ子さんが選んだ一曲!
少年マルス/COSA NOSTRA featuring 忌野清志郎
手塚さん:元々この曲は手塚の生誕70年の時に、コンピレーションアルバムとして「ATOM KIDS」というアルバムをプロデュースしたんですね。その時にいろんなアーティストの方が参加してくださっているんですが、その内の一つでコーザ・ノストラと忌野清志郎さんがこの曲(少年マルスのTVアニメの主題歌)をカバーしてくれたという事で、そこから忌野さんとお付き合いがあって、私の担当するラジオにゲストで来てくださったり、本の後書きを書いてくださったりとか…

◆11月10日放送分より 番組名:「サンドウィッチマンの週刊ラジオジャンプ」
◆http://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20181111000000

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