TBSラジオ「檀れい 今日の1ページ」月~金曜日 朝6時20分頃~放送中です。

潮が引いた砂浜で、アサリやハマグリをとる潮干狩り。


俳句では、「潮干狩り」が春の季語になっています。
ハイシーズンは、4月から5月と言われていますが、いまぐらいの時期から、貝をとりに行く方もいるようです。

潮干狩りといえば、よくとれるのがアサリですが、
アサリは、春と秋に産卵期があり、春は3月ぐらいから身が太り、栄養も豊富になっていくそうです。アサリの酒蒸しに、お味噌汁、そうそう、ボンゴレもおいしいですよね。

でも、潮干狩りでよくあるのは、アサリだと思ってとったら、違う貝だったということ。間違えやすいのは、通称「バカ貝」。はっきりした名前の由来は、わかっていませんが、口をぱかんと開けっ放しでバカみたいだから…なんていう説もあります。でも、「アオヤギ」というちゃんとした名前もあって、お寿司のネタとしても、かきあげや、釜めしといったものにしても、おいしく食べることができる貝です。それなのに「あ、アサリじゃなくてバカ貝だったわ。がっかりー!」と言われてしまうのです。

それはなぜかといいますと・・・砂出しがとっても大変だから、場合によっては3日もかかり、それまでに貝が死んでしまって食べられなくなってしまうこともあるそうです。

それぞれの特徴をご紹介しておきますと…
アサリは・・・放射線状に細い縞模様が入っている。

表面がザラザラしている。あまり厚みがない。
バカ貝は・・・黄色っぽい。表面がつるつるしている。ぷっくりとして厚みがある。…といったところでしょうか。

さて、はじめて潮干狩りに行くという方は、海岸ごとに決まっている禁止事項もよくチェックしておきましょう。
たとえば、熊手。「すごい熊手でザクザク取るぞー!」と言いたいところですが、禁止されている熊手もあるんです。爪の間に、網がついている「忍者熊手」と呼ばれるものは、禁止している海岸も多いといいます。また、海岸によっては、熊手を貸しだしてくれるところもあります。お出かけ前に、ホームページなどをチェックしておくと、トラブルなく楽しい潮干狩りを満喫できるのではないかと思います。

そして、海上保安庁のホームページも、上手に活用しましょう。「潮干狩り情報カレンダー」というものがあり、潮干狩りに適した安全な時間帯を教えてくれています。
潮干狩りを計画されている皆さん、大漁をお祈りしています!

◆3月13日放送分より 番組名:「檀れい 今日の1ページ」
◆http://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20190313062000

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