11月19日(火)のゲストは講談師の神田松之丞さん。TBSラジオリスナーには『神田松之丞 問わず語りの松之丞』でお馴染みです。
尾崎:なにかネタを持って帰るんじゃないんですか?
神田:そんなことはないですよ。ただ気になるのは、『たまむすび』って曜日ごとに横のつながりってあるじゃないですか。『ACTION』ってそこは仲悪そうで。
幸坂:そんなことないですよ!
神田:そうですか(笑)幸坂さんってやりやすい人、やりにくい人っていますか?
幸坂:いや、みんなやりやすいですよ。
神田:えぇ?やっぱ、砂鉄が一番やりやすいんじゃないですか?(笑)
尾崎:アハハハハッ!
幸坂:でも、砂鉄さんと松之丞さんは似てると思います。でも、意地悪の種類が違うと思います。
神田:でも僕は尾崎さんが一番好きなので、今日来ました。
尾崎:やった!
神田:尾崎さんって、僕のラジオを「楽しい」って最初に言ってくれたスターなんですよ。それで僕は自信がついたので。今、松潤も聞いてるので。

尾崎:「『ACTION』は半年で終わる」と言ってましたが、どうですか?まだ続きますか?
神田:これは言い訳がましい感じもありますが、俺のおかげもちょっとはあるんじゃないかなと。
尾崎:どういうことですか?(笑)
神田:やっぱり『荒川強啓デイ・キャッチ!』という名物看板番組が終わったときに、リスナーが荒れてたじゃないですか。平家物語でいう落武者をなだめる鎮魂歌が必要だったんですよ(笑)レクイエムみたいなものが(笑)「お前らの気持ちも分かるよ」と言いながら、強啓リスナーがどんどん成仏していったのがね(笑)
神田:「みんなで日常でもACTIONしよう!」って言ってたじゃないですか。そうしたら「デイ・キャッチ復活のACTIONをしよう!」というのが起こって(笑)
尾崎:思ってもみないACTIONが起きちゃって(笑)あのとき、一番辛いときだったんですよ。「こんなに言われるのか」と思って。
神田:えっ、尾崎さん傷ついてたんですか?

尾崎:傷ついてましたよ。エゴサーチしちゃったら、「つまんねえな」とか「辛気臭いバンドマンだな」とか。そんな言われ方されてたんですが、『問わず語り』で話してくれて嬉しかったです。
神田:本当ですか…?それは良かった。
神田:俺ね、子供のころから怒ってたんですよ。高校時代、プロテスタント系のキリスト教の学校に通ってたんです。僕自身は無宗教で、その学校も9割方無宗教の子で。
尾崎:外タレ…(笑)

神田:外タレ宣教師ですよ。
尾崎:「外国人だぞ、すごいだろ!」みたいなね。
神田:そうです!我々は島国のキリスト教の狭間みたいな感じだから、「本場の宣教師が来ました!」みたいな感じで。それでそいつが足を組んで、「お前らに神が分かるのか?」って言ってきたの。めちゃくちゃ腹立って(笑)「お前も聞きかじりだろ?」と。
尾崎:僕もよく怒るんですが、表現をする上で怒りはプラスになってるんですよね。
神田:そうですね。怒りは原動力ですね。上方の喜劇役者の藤山寛美さんがいいことを言っていて。「人生の中で3人ぐらい嫌なやつが出てくる。それを拒んではダメだ。それは原動力になる」と。「頑張ろう」と思えると。怒りとか、「畜生!」とかって健全だなって思うんですよね。

「怒り」をテーマに良い話もたくさんしています。
◆11月19日放送分より 番組名:「ACTION」
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