TBSラジオからバービーがお送りする「週末ノオト」(毎週土曜13:00-14:55)産休に入った高畑百合子アナウンサーに代わりまして、今月から4週目のパートナーは山内あゆアナウンサー。

山内あゆ「”回文”について考えてみた②」

アナウンサーコラム「〇〇について考えてみた」。今回は「回文」について再び。
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今回が週末ノオト3回目となる山内さん。前回は、5月5週目というイレギュラー週を担当。その時のアナウンサーコラムは、山内さんの特技、前から読んでも後ろから読んでも同じ文「回文」についてでしたが、レギュラーパートナーとして初回となる今回も、もちろん「回文」。前回のコラムで、回文の面白さを再認識した山内さん、新たに「地名」しばりで回文をやってみようと。テーマは「山手線」。
山内あゆ「回文」について考えてみた2/ゲストはクックパッド初代編集長・小竹貴子
山内:今、バービーさんのところにも山手線の路線図、ぐるーっと駅名がいっぱいありますよね。バービー:何が始まるんでしょう?山内:パッと見て、回文になりそうなものを、まず感じて行くわけですね。フィーリング。バービー:フィーリング?感じる?山内:感じます感じます。難しいところもあるんですよ。そういう駅を通過していきましょう。バービー:はい。
山内:例えば、新宿とか原宿とか。バービー:ちっちゃい字が入ってると、確かに難しそうですね。山内:濁点とかね。「じ」「ゆ」「く」とかって、ちょっと難しい。でもその間にある代々木・・・バービー:代々木、良さそう。山内:良さそうってどうして思った!?バービー:なにか簡単な3文字が並んでますよ。山内:そう。「よ」「よ」がもう被ってるじゃないですか?ということは、前回ありましたよね。前に「ぎ」を持ってきて、「ぎ・よよぎ」にするか、「よよぎ・よよ」にするかで、なにか可能性を感じますよね?バービー:はいはいはいはい。山内:ここで、できました。代々木をテーマに、フラメンコ風に詐欺を撃退します。行きますよ。
「オレオレ詐欺、代々木去れ、オレオ!」(おれおれさぎ よよぎされ おれお)バービー:(笑)
山内あゆ「回文」について考えてみた2/ゲストはクックパッド初代編集長・小竹貴子
こんな感じで、山手線の駅名で回文を披露していく山内さん。他にも・・・田端駅 これは駅自体がそのまま回文「たばた」御徒町駅 「夜、御徒町、香るよ」(よるおかちまちかおるよ)神田駅 「神田の檀家」(かんだのだんか)田町駅 「田町の巷」(たまちのちまた)その田町について、山内:「の」を入れ替えると、また別の回文になるんですよね。ここに「や」を入れると、「たまち・やちまた」。ほら、千葉の地名が出てきましたよ。バービー:八街!山内:さらにこれを、田端で挟んでみましょう。せっかくだから。バービー:どういうことですか?分からなくなってきた・・・。山内:田端を出発しますよ。「田端、田町、八街、田端」(たばたたまちやちまたたばた) 戻ってきた。バービー:並べてるだけ(笑)山内:並べてるだけ!でもなにかストーリー感じません?バービー:田端に住んでる人の旅かな?グルっと一周回ってきたのかな?山内:そう。田町まで行ったんだけど、実家の呼び出しかな、八街に行ったのはね。夜遅くに田端に帰るんだけど、「大丈夫、総武線の快速だったらすぐ帰れるから、お母さん大丈夫だよ」みたいな感じで、八街から田端。
バービー:帰ってきたんだ。山内:そう考えると、田端って挟めば、いろんな回文がちょっと長くなるってことが分かってくるわけです。バービー:田端便利ですね。山内:田端便利!
山内あゆ「回文」について考えてみた2/ゲストはクックパッド初代編集長・小竹貴子

2時台:クックパッド・初代編集長の小竹貴子さん

この日のゲストは、料理レシピサービス「クックパッド」の創設メンバーのひとりで、初代編集長の小竹貴子さん。
山内あゆ「回文」について考えてみた2/ゲストはクックパッド初代編集長・小竹貴子
今や日本最大級の料理レシピサイトのクックパッド。誰でもレシピを投稿でき、現在の利用者は5400万人!358万レシピ!小竹さんご自身は、2004年にクックパッドの前身である有限会社コインに入社。その当時、小竹さんを含め、社員は3名。月給5万円・・・。大手企業の社員としてWEBデザイナーをしていた頃、知人を介して知り合った、創業者の佐野陽光さんの料理への熱い想いに触れ、勝負を掛けようと。 そして、今から20年近く前から、“サブスク”での料理レシピサービスを開始し、企業として大成功を遂げ、2008年、36歳の若さで執行役員に。
山内あゆ「回文」について考えてみた2/ゲストはクックパッド初代編集長・小竹貴子
小竹:この時、私、妊娠が分かったタイミングで・・・。社長に「私、子どもができて・・・どうしよう」って話したら、これはチャンスだと。
これを機会に自分のキャリアも上げていこうっていうところの同じタイミングで「役員やろうよ」っていうオファーをいただいたんですよね。私としては驚きで。普通、「え~、子どもできたの?」って男性が言う世界だったと思うんですけど、そこで、チャンスをもらったのは、私にとって本当にうれしい機会でしたね。バービー:そっか。それでまた産休明けに復帰して、そこからもいろいろ企画を。小竹:そうですね。本当に当時はまだ保育園に預けたりもなかなかできないときだったので、赤ちゃんを連れて会社に行って、社長室で社長に見てもらったりしていましたね。2人:えーーー!山内:すごい!なにか手作り感が!でも、そもそも小さい会社だったら、産休制度とか、産休を取るような体制が。小竹:慌てて自分で作りましたね(笑)バービー:えー!山内:やっぱりそうなるんだ!若いスタッフが多いところだと、なかなか最初から産休制度と作れないですもんね。それをご自身で作って、働き続けられるように。バービー:それが2008年頃なんですよね。そっか、そうなってくると、役職を上げるっていう事も、やっぱり必要だったんですね。
山内:責任を持って働いてっていう。小竹:振り返れば大変だったんですけど、今思うと、そういう姿をチームのメンバーが見てくれていたりしたので、良かったなと思いますね。
山内あゆ「回文」について考えてみた2/ゲストはクックパッド初代編集長・小竹貴子
その後、小竹さんは2012年に1度退社されますが、4年後にクックパッドに復職。現在は、コーポレートブランディング部・本部長としてご活躍。そんな小竹さんが思う、クックパッドを通じて思うこと・・・小竹:私自身は、世界中のあらゆる人が、「料理を通じて主役になる世界」を作りたいなと思っていて。インターネットでは一部のスターの方が注目される世界だと思うんですけれども、クックパッドは、どんな方でもレシピを投稿すれば主役になれる。本当に多様性というところなんですけれども、そういう世界を。たとえば、写真が悪くてもいいんですよ。映(ば)えてなくてもよくて、自分が美味しいと思うものを投稿して、それが「いいね」っていう世界をもっと作っていきたいなと思います。バービー:ほんと私もクックパッドを見てると、「あれ?これ、うちの実家?」みたいな(笑)「皿、一緒だ」とかね。私たちが思うキラキラ写真じゃないものもたくさんあって。マニアックなレシピもその中にあったりとかするんで、ほんとうに助かるんですよ。
山菜のアクの抜き方とか、「おばあちゃんしか知らなくない?、これ?」っていう。山内:分かる!私も貝の開け方を調べたことある!(笑)小竹:そうなんですよ。クック(料理)とパッド(メモ)。料理のメモ帳なので、そういうふうに使っていただく世界を作りたいな、と思っています。
山内あゆ「回文」について考えてみた2/ゲストはクックパッド初代編集長・小竹貴子
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