TBSラジオ「安住紳一郎の日曜天国」毎週日曜日朝10時から放送中!
TBSラジオキャスターの柳沢 怜です。
オススメのスポットから生中継している「にち10 おでかけリサーチ」
▼すごい数!
7月17日にオープンしたカワスイ 川崎水族館をご紹介しました。
▼JR川崎駅もカワスイ仕様に!

こちらの水族館、色々と特徴がありますが、まず驚くのが場所。JR川崎駅から歩いて1分の商業ビル・川崎ルフロンの9階10階にあります。日本初の既存の商業施設の中にリノベーションでできた水族館なんです。
▼このビルの9・10階に水族館が!

もともとあったビルの中に水族館を作る。それは様々な偶然が重なって実現できたことでした。
カワスイ 川崎水族館・広報 水野菜那さん
川崎ルフロンはもともと水族館を建築する想定で作った建物ではないので、耐荷重の関係で重さの制限や、使える水の量に250tという制限があります。水族館を作れたのは、もともとのテナントが9階はスポーツクラブでプールがあったことで耐荷重が重めになっていたり、搬入用の大きなエレベータがあるなど幸運な偶然が重なったんです。
とはいえ、制限はあるので大きな水槽を置くことは難しい。そこを知恵と工夫で見事に乗り切っていました。
▼撮った!あくびをするピラルク。

工夫 その1。カワスイは地元・多摩川から地球の裏側アマゾンまで、川や湖に住む淡水魚専門の水族館。
▼川崎市民には親しみ深い多摩川ゾーン

工夫その2は水槽の見せ方。透明の水槽の後ろに、魚が住んでいる場所に生えている植物を植え、そのまた後ろに現地の映像を流すことで、実際のサイズより大きく見えるようになっています。
▼終業後のひと休みスポットとしてスタッフからも人気の場所

見どころは、他にもアマゾン・ゾーンでは、時々霧が立ち込めたり、スコールが降るなどの演出があったり。
▼アマゾンゾーン

「アルマジロとイグアナ」など同じ環境に暮らす生物を一緒に展示したり。
▼水につかるイグアナ、後ろの茂みにはアルマジロが潜んでいます。

「昼カワスイ」「夜カワスイ」という風に昼・夜の二部制で営業しているのも今までにない特徴です。ちなみに昼と夜では照明や映像などの演出が違ったり、見られる動物や、その様子も一部違います。

例えば、昼の部ではワライカワセミがいた場所には、夜になるとフクロモモンガが登場します。ミュージカルのダブルキャストみたいですよね。
▼昼は本棚に並ぶ本のように静かなロイヤルナイフフィッシュも夜になると…

人気者のナマケモノは、夜行性なので夜の部で見られる動物ですが、夕方4時頃になると起きだしてくることも多いそうで、運がよければ「昼カワスイ」の終盤でも会えるかもしれません。
▼昼の部の終盤。

駅前の商業ビル内という立地もあってか、カワスイはレストランやカフェにも力を入れています。私が確認した限り5か所のレストラン・カフェが併設されていて、飲み物を飲みながら魚を見る事もOK。水族館に入らなくても食事やお茶目的で利用できるレストランやカフェもあります。
▼こもれびカフェ

こもれびカフェでは、現物を見たうえでピラルクのカレーを食べるという楽しみ方も可能。ピラルクのエキス(運が良ければお肉も入っているかも)の入ったカレーは税抜き1200円。
▼ピラルクのエキス入りカレー(フライはピラルクに非ず)

友達や家族と盛り上がりたい方は、ショップで売っている「ピラルクのアマゾン煮」をお土産にするのがおススメ。ココナッツオイルで煮込んだピラルクで、お値段は税抜1300円です。
▼大水槽は映像で実現

実は、こんなうれしい出来事もありました。
カワスイ 川崎水族館・広報 水野菜那さん
オープン一ヶ月ですが、ナイルティラピアやゴールデンゼブラシクリッドの赤ちゃんが生まれています。すごく珍しいというわけではないんですが、飼育が上手くいっていて、生き物が場所を気に入ってくれている証拠なので、スタッフ皆で喜んでいます。
▼不思議な砂漠。レンソイスエリア

調べてみたら、ナイルティラピアは親魚が口の中で子供を育てる魚なんですね。
▼カエルも人気があるそうです。わかる。

新型コロナの影響でふれあいコーナーの休止や、混雑時の入場調整などの制限はまだありますので、お出かけの際はホームページをご確認ください。
【カワスイ 川崎水族館】
場所:JR川崎駅より徒歩1分
時間:昼10:00~17:00/夜18:00~22:00
料金:大人2000円・小・中学生1200円(昼夜どちらか)
大人3000円・小・中学生1800円(昼夜共通券)
※別途、幼児・高校生料金あり
◆8月23日放送分より 番組名:「安住紳一郎の日曜天国」
◆http://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20200823100000