TBSラジオ「ジェーン・スー生活は踊る」。9/24の放送より
「ジェーン・スー 生活は踊る」と暮らしに役立つ情報誌『オレンジページ』とのコラボ企画。
今回は、オレンジページ入社26年目のベテラン編集者・山田かおりさんが、新型コロナウイルスの影響で、料理にまつわる撮影がほぼ全面的にキャンセルとなった自粛期間中、慣れない在宅勤務をこなしながら企画し、オレンジページの中の人が料理を作って、撮って、原稿を書いてまとめた電子書籍の中から、料理初心者にもおすすめの2品をご紹介していただきます。
▼入社26年目、計量が苦手という山田さん。

おかずにも、つまみにも最高! 豚肉のみそ漬け

▼材料(2人分)
・豚ロース肉(とんカツ用) 2枚
・練りみそ
みそ 大さじ3
みりん 大さじ1と1/2
・好みでせり、トマト 各適宜
・サラダ油
▼作り方
1. 豚肉は身と脂身の間に、包丁の刃先で数カ所切り目を入れて筋を切り、水けを拭く。小さめの器に練りみその材料を混ぜる。
2. 豚肉は1枚ずつ厚手のペーパータオルで包む(薄手のペーパータオルの場合は2枚重ねにして包む)。大きめに切ったラップ1枚を広げ、真ん中に練りみその1/4量を横長に薄く塗り広げる。みその上に豚肉1枚をのせ、上に残りの練りみその2/3量を塗る。

3. もう1枚の豚肉を重ね、上に残りの練りみそを塗る。ラップで全体を包み、上からかるく押さえてみそを全体になじませる。

4. グリルの網にサラダ油を薄く塗り、強火で2~3分余熱する。豚肉のペーパーをはずし、網にのせる。焦げやすいので様子をみながら弱火で8分ほど焼く(片面焼きの場合は、両面を4~5分ずつ焼く)。

5. 食べやすく切って器に盛り、好みで食べやすく切ったせり、トマトのくし形切りを添える。入社25年目 長いレシピを読むのが苦手な編集者・藤井さんのおすすめ!
味つけを比率で思い出せる 肉じゃが

▼材料(2~3人分)
・じゃがいも 3個(約450g)
・牛こま切れ肉 150g
・玉ねぎ 1/2個(約100g)
・にんじん 1/2本(約80g)
・甘辛つゆ
水 1と1/2カップ
しょうゆ 大さじ3
みりん 大さじ2
砂糖 大さじ1
・サラダ油
【下準備】
・じゃがいもは皮をむいて4つ割りにし、5分ほど水にさらして水けをきる。
・玉ねぎは幅1.5㎝のくし形切りに、にんじんは皮をむき、小さめの一口大の乱切りにする。
・甘辛つゆの材料を混ぜる。
・オーブン用シートを直径26㎝に切って8つ折りにし、頂点を5㎜ほど切り、左右の辺にも切り込みを数カ所入れる(落としぶた)。
▼作り方
1. フライパンにサラダ油大さじ1/2を中火で熱し、牛肉を炒める。肉の色が変わるまで1分炒め、取り出す。
2. フライパンをさっと拭き、サラダ油大さじ1/2をたす。
この「2分炒め」はやってみるとけっこう長いんです。ここでしっかり表面に油を回しておくと、煮くずれしにくくなるし、味にもこくが増します。
3. オーブン用シートの落としぶたをし、弱めの中火で10~12分煮る。途中で1~2回上下を返すと火の通りが均一になる。
4. じゃがいもに竹串を刺してみて、すーっと通ったらOK。落とし蓋を取って強めの中火にし、そっと上下を返しながら2~3分煮つめる。煮汁が1/3量くらいになったら火を止める。
この工程の火かげんが成功と失敗を分ける気がします。弱火だと煮汁が煮つまらないうちに、いもに火が通ってしまい、味が薄くなる原因に!つゆがつねにふつふつと泡立つくらいに火かげんを調整するといいようです。

◆9月24日放送分より 番組名:「ジェーン・スー 生活は踊る」
◆http://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20200924110000