TBSラジオからバービーがお送りする「週末ノオト」(毎週土曜13:00-14:55)

3月20日(土)今回のパートナー藤森祥平アナウンサー。

藤森祥平「『おはぎとぼたもち』について考えてみた」

13時台の新コーナー、アナウンサーコラム「〇〇について考えてみた」。


今回は、藤森祥平アナウンサーが「おはぎとぼたもち」について考えてみました。
藤森祥平「おはぎとぼたもち」について考えてみた。ゲストは、L...の画像はこちら >>

この日、3月20日は春分の日。春のお彼岸です。
とくれば、お餅を餡子で包んだ・・・??おはぎ?ぼたもち?
ということで、ピンポン玉サイズのおはぎを一口で頬張るバービーさんに、その違いを藤森さんがレクチャー。
藤森祥平「おはぎとぼたもち」について考えてみた。ゲストは、LGBTエンタメサイト「やる気あり美」編集長・ 太田尚樹さん。

そもそも、おはぎの「はぎ」は「萩」、つまり秋の花。ぼたもちの「ぼた」は「牡丹」、つまり春の花。
そのため、春のお彼岸はぼたもちを、秋のお彼岸にはおはぎを食べるのが正しいようで。

とはいえ、傍から見たら同じでは?と思う人も。そんな、おはぎとぼたもちから、藤森さんが思ったことは、今の国会で問題となっている「接待」について。

「接待だ!」「いや、あれは懇談会だから、意見交換会だから問題ない!」と紛糾しておりますが・・・。

藤森祥平「おはぎとぼたもち」について考えてみた。ゲストは、LGBTエンタメサイト「やる気あり美」編集長・ 太田尚樹さん。

藤 森:「接待」という言葉、調べてみました。広辞苑を引いてみると、1つ目に出てくるのは、客をもてなすこと。
2つ目は、語源に近いんでしょうね、仏教のお布施の一つなんですって。、もともと。路上で湯茶を往来する人に振る舞ってください、という。例えばお遍路さんを労ってあげるとか、質素なお茶を振る舞ってあげる、清廉質素なイメージがもともと「接待」にはあって。一般的なお酒とか密室でっていう意味はもともとは無いんですよ。

バービー:今のイメージとは違いますね。

藤 森:一応、「懇談会」についても調べてみたら、打ち解けて話し合う会だと。それくらいしか書いてないので、それぞれ、そういう風な使い方をしても間違いではないかなと思うんですけど、いま論点になっているのは、大臣の経験者は大臣規範というものを気にしなければいけない。これ見ていきますと、倫理を保つためには、供応接待、酒を伴う飲食でもてなされることや、便宜供与を受けてはいけない、国民の疑念を招くような行為はしてはならない、これに違反しないように、私たちやってるって、必死になって言ってるんですよね。
でも、もうとっくに、お酒も飲んでる、お金の一部支払いもしてなかった、そういう事実が明らかになると、傍から見ればどうですか?って話ですよね。

藤森祥平「おはぎとぼたもち」について考えてみた。ゲストは、LGBTエンタメサイト「やる気あり美」編集長・ 太田尚樹さん。

バービー:そうですよね。見返りを求めてはいる懇談会ですもんね。

藤 森:こういう話、ぼたもちとおはぎじゃないですけど、結局、傍から見れば同じことを、子供たちに対してはそんな言い訳通用しないぞ、ダメだって って、春のお彼岸に持ってきたおはぎを没収することはあっても、じゃあ逆ってどうなのよっていう事を、和菓子を見ながら、紛らわしいな、なんとかしないとって。どういう風に子供たちに説明すればいいのかなっていう、もうとっくに気付いていると思うんですよね違和感に。

バービー:あの~、権力を持った人間って、子供みたいになるんですかね、ふっふっふ(笑)これがいい、これはこうだもの!って言える風になっちゃうのかな~。

2時台はLGBTエンタメサイト「やる気あり美」の編集長・太田尚樹さんをお迎えして

藤森祥平「おはぎとぼたもち」について考えてみた。ゲストは、LGBTエンタメサイト「やる気あり美」編集長・ 太田尚樹さん。

14時からのゲストは、LGBTエンタメサイト「やる気あり美」の編集長・太田尚樹さん。
太田さんはゲイであることをオープンにされており、文芸誌での連載や脚本制作など、幅広い執筆活動に従事するかたわら、企業や自治体にてLGBT研修なども行っていらっしゃいます。
今回は、太田さんご自身の体験を通じ、セクシャルマイノリティの方たちを取り巻く環境について、伺いました。
藤森祥平「おはぎとぼたもち」について考えてみた。ゲストは、LGBTエンタメサイト「やる気あり美」編集長・ 太田尚樹さん。

バービー:こういう活動の中で、取り除きたい偏見だとか、こういうことを伝えたいというものはなんですか?

太 田:いっぱいあるんですけど、僕たちの作ってるものって、どちらかというと、ポップだったり笑えたりするものが多かったりするんですが、伝えたい事っていうと、例えば、僕が「ゲイなんだよね」って言うと、「だから太田って、センスいいんだね!」とか、「だから太田って、男の気持ちも女の気持ちも分かるんだ!」っていう風に言われたりですね、やっぱり表に出てる方がファッション関係が多かったりとか、そこにはそこの偏見があって・・・。
でも実は僕の友達のゲイなんて、ほんとうにただのおじさんと言えば失礼ですけど、いわゆるどこにでもいる成人男性(笑)もう本当いっぱいいるんで。当事者を受け入れようっていう空気は高まってる一方で、ゲイにもレズビアンにもバイセクシャルにもトランスジェンダーにも、ほかにもセクシャルティいろいろありますけど、全てに対して受け入れたいっていう気持ちはあっても、偏見はまだまだ社会にあるな~って、思ったりはしますね。

藤森祥平「おはぎとぼたもち」について考えてみた。ゲストは、LGBTエンタメサイト「やる気あり美」編集長・ 太田尚樹さん。

バービー:メディアの罪かもしれないけど、IKKOさんみたいに、ちゃんとやってくれてるわけじゃないですか、「どんだけ~っ」て!(笑)でも、みんな「どんだけ~」ってやる人だと思ってるとかね。

太 田:そうなんですよ!最近は減りましたけど、それこそカミングアウトしたら、「どんだけ~」って言ってこられることもあるんで。言いますけどね、大好きなんで僕の場合は(笑)僕の場合はですけど。


藤森祥平「おはぎとぼたもち」について考えてみた。ゲストは、LGBTエンタメサイト「やる気あり美」編集長・ 太田尚樹さん。

バービー:でも、言う人と言いたくない人もいるし、まったく「どんだけ~」感が無い人もたくさんいるってことを、知らない人もまだまだ多い。

太田:本当に多いと思います。

太田さんが編集長を務めるLGBTエンタメサイト「やる気あり美」もぜひ!

◆3月20日放送分より 番組名:「週末ノオト」
◆http://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20210320130000

編集部おすすめ