毎週月曜日~木曜日、朝8時30分からお送りしているTBSラジオ「伊集院光とらじおと」
「伊集院光とらじおとゲストと」3月30日(火)のゲストは、児童書作家の原ゆたかさんでした。
現在までに68冊が発売されている大人気シリーズ「かいけつゾロリ」の作者、原ゆたかさん。
原さんは、伊集院と竹内のコンビの大ファンで「日曜日の秘密基地」からのリスナーだったそう。
そんな原さんが、ゾロリにかける思いは「(伊集院さんと同じく)私も小さい頃はコンプレックスがたくさんありました。小難しい本を押し付けられて、本が嫌いになった時期があったんです」「本が読めなかった自分に本って面白いよって教えられないかと思って」とのこと。
学校の課題図書や読書感想文の記憶など、原さんのお話に伊集院も大いに共感。「一冊読んだだけで僕の中の小学生が大騒ぎしている」と明かし、ゾロリシリーズの魅力を語りました。

「プロの小学生でありたい」と語る原さんに伊集院は、原さんにとっての小学生ってどんな存在なのかと質問。
原さんは、「僕が子供の頃はビートルズもドリフターズも大人にダメだって言われた。でも、課題図書よりもそっちの方が残っている。今の子が支持しているものって正しいんだと思います」と話し、伊集院は「原さんと似ていることなのかもしれない。小学校46年生でありたいって思うことってあります」と共鳴。
原さんは大人が押し付ける欺瞞についても指摘し「ピノキオは嘘つくと鼻が伸びる。だから嘘ついちゃいけないよっていう話かもしれない。
子どもたちの感性について、共鳴する2人。気づけば時間は予定を大幅に超えて10時30分を超えていて、伊集院は「全員で原さんの話に聞き惚れて、もう30分を超えていて、一度CMに行きます」と笑いながらCMへ。

シリーズが58作にも及び、さらに59作目を執筆しているという原ゆたかさんに伊集院は「ネタが尽きたりしないんですか?」と直球で質問。
すると原さんは「尽きます!」と即答。
ただ、原さんは”裏ゾロリ”という構想を明かし「シリーズの最初の方でゾロリってひどいことをしているんです。その罪滅ぼしをするっていうのを書いたりしてます」と語ってくれました。
また、子どもが”かいけつゾロリ”シリーズに夢中になっているという竹内は「読み聞かせではなく、自分自身で本を読み進める初めての体験をしている。母親としては感動もの」と話し、伊集院も「大人はなんか右上からゆっくりと読んでいくけど、子どもは開いたところをどんって読みたい。いいんだよね、自分のペースで(楽しめば)」と語り、ゾロリにはそういった仕掛けが満載で、だからこそ、「僕の中の小学生が大騒ぎ」していると語りました。原さんと伊集院は、前半と同じく、後半も時間いっぱいまでトーク。
最後は伊集院が「これ以上喋ると(番組が)爆発します」と締め括りました。
この日は伊集院と原ゆたかさんが子どもをめぐる様々な部分で共鳴!
◆3月30日放送分より 番組名:「伊集院光とらじおと」
◆http://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20210330100000