TBSラジオからバービーがお送りする「週末ノオト」(毎週土曜13:00-14:55)

4月3日(土)
今回のパートナーは国山ハセンアナウンサー。

国山ハセン「アート」について考えてみた」

1時台は、アナウンサーコラム「〇〇について考えてみた」。

今回は「アート」について。

春は何かを始めたくなる季節。
フランス・パリのルーブル美術館は、所蔵する全作品の画像やデータなどを無料で公開するウェブサイトをオープンさせたり、元TBSアナウンサーの伊藤楓さんが個展を開いたりしている事を受けて…

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国山ハセン「アート」について考えてみた。ゲストは精神科医・星野概念。

国山:アートとかを見たときに「あれ?これもしかしたら俺も私も描けるんじゃない?」っていう感情になった事ってありません?

バービー:いやぁ~まぁ…正直ちょっとあります(笑)

国山:ちょっとありますよね!

アートがしたくなったハセンさんは、「グッとラック!」のコメンテーターでもあった画家の中島健太さんのアトリエに「アートしたいんですけど!」と言いに行ったそうです。そこで「なんか描いてみればいいじゃん」と言われ手に取ったのがクレヨン。そこから手が止まらなくなり没入…!

出来上がった作品を実際にスタジオに持ってきてくださいました。

国山ハセン「アート」について考えてみた。ゲストは精神科医・星野概念。

タイトルは【変化】
国山ハセン「アート」について考えてみた。ゲストは精神科医・星野概念。

国山:例えば美術館にポンって置いてあったりとか、これがじゃあオークションに出品されてた時にいくらの値がつくと思います?

バービー:相当なラインナップで「1億(円)です」って言われたら、「はぁあ!そうなんだ!」って思う。

国山:思うでしょ?!

バービー:思う!

国山:これが「アート」なんですよ…!!

国山ハセン「アート」について考えてみた。ゲストは精神科医・星野概念。

国山ハセン「アート」について考えてみた。ゲストは精神科医・星野概念。

2時台は精神科医の星野概念さんをお迎えして

国山ハセン「アート」について考えてみた。ゲストは精神科医・星野概念。

バンド「ストライカーズ」の活動を経て、現在は総合病院に勤務。
その後も音楽活動は継続しつつ、雑誌やWebでの執筆活動も多数。

人間関係やコミュニケーションについても、悩みがちな季節。
新しい環境への適応…プレッシャーとの付き合い方についてのお話。

バービー:なんかこう今って、白黒はっきりつけるっていうかこう…パッキリ二分化しないと…とかそういう考えが結構馴染んできちゃってるから、グレーがあるんだよっていう…人間グレーがあるんだよっていう所があんまり理解されてない部分がありますよね。

星野:いやほんとそう思いますよ。

ほとんどグレーじゃないですか。例えば、白と黒で考えたら、白と黒以外グレーですよね?黒よりのグレーとか、白よりのグレーなわけですよね。モノトーンで考えたらですけど。色なんてさらにもっと色んな色があるわけで…もうだから、パッキリなんて出来ないんじゃないかと思うんですよね。
国山ハセン「アート」について考えてみた。ゲストは精神科医・星野概念。

星野:正しさって言うのを決めすぎると、「自分は正しさから漏れてしまった」っていう人達が被害的になっちゃうって言うか、正しくないんだったらもう暴れてやる!みたいな感じに、いまのバービーさんのお話だと(そういう風に)なってしまうかもしれないっていうのがやっぱり恐ろしいですよね。
やっぱ、人ってみんな違うから、色んな人がいるっていう事を考えておかないといけないし…。だから何が正しいって決められないですよね。「今はこういう考えの人が多い」くらいの感じで留めておく必要があるかなぁと思って。
国山ハセン「アート」について考えてみた。ゲストは精神科医・星野概念。

先日、星野さんが見たライブで思った事が。
そのバンドは色んなリズムが1曲の中で混在している音楽で、ノリ方は自由。

星野:どうやって乗ったら正しいっていうのが無くて、フロアの人達の取ってるリズムが全部とは言いませんけど、隣の人が取ってるリズムと、自分が乗ろうとしてるリズムが違ったりして、すごい心地よいんですけど僕にとっては。「あ、こういうの人間っぽいな」って思って…。

バービー:そっかー、それで「正しい揺れなんかないんだよ、縦揺れで合わせなくたっていいよ」みたいな感じにみんながなると、とっても生きやすいのかなぁ、なんていう風に思いますね。

星野さんのお考えをもっと知りたい方は、星野さんの新刊「ないようであるかもしれない ~発酵ラブな精神科医の妄言~」を!

◆4月3日放送分より 番組名:「週末ノオト」
◆http://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20210403130000

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