毎週月曜日~木曜日、朝8時30分からお送りしているTBSラジオ「伊集院光とらじおと」
5月27日(木)のゲストは、カラス研究の専門家・宇都宮大学助教の塚原直樹さんでした。

まず、カラス研究の道に入ったきっかけは「最初からカラスに興味があったわけじゃないんですが、ある教授の研究室に入ったら『カラスが何言ってるか解明する君向きの研究があるよ』と言われ、それ以来、カラスの鳴き声を録音しまくって研究しています」と明かしてくれました。

カラスの賢さについては「カラスも人間と一緒で、優秀な個体とそうでない個体があります。例えば、冬はエサが無くなるのでほとんどの個体が冬を越せません。だから、冬を越して子孫を残せる個体はカラスの中でもトップクラスに優秀なんです」と、意外と厳しいカラスの世界を教えて下さいました。

人間には嫌われ者となってしまいがちなカラスですが、良いところを聞くと「自然界での役割がありまして、動物の死骸を食べるので、土に返す段階の最初の大きな解体を担います。あと、歯がないので植物の実を食べても種が傷つかない。だから、そのまま種をフンとして落とすので『種まき人』の役割もあるんです」と紹介してくれました。
◆5月27日放送分より 番組名:「伊集院光とらじおと」
◆https://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20210527100000