毎週土曜(13:00-14:55)放送「週末ノオト」内のワンちゃんがテーマのコーナー「週末ドッグノオト」。
毎回愛犬家のゲストをお迎えして、ワンちゃんの魅力はもちろん、ワンちゃんとの素敵な時間を過ごすための情報をシェアしていきます。
▼金巻さんは、ワンちゃんや猫ちゃんといった家庭動物と暮らす住まいの設計を得意とした、一級建築士。
▼住まいの設計はもちろん、ワンちゃんと泊まれる宿泊施設のプロデュース。
▼ペットとの暮らしをテーマにした講演活動などもしています。

バービー:きっかけは・・・?
金巻:マンションのコミュニティトラブルを設計者としてどう考えればいいか。というところからスタート。家庭動物、ワンちゃん、猫、そういうこたちの住環境を整えてあげればトラブルがなくなるんじゃないかところで、研究するようになりました。
バービー:わんちゃんのための家作りっていうと、どうでしょう
金巻:よくいわれているのが、運動場とか、専用室をつくるとか、床が丈夫なものにするとか、大きな工事でやらなければいけないって考えがちなんです。けど、本質を考えると、例えば家具のレイアウトを変えるとか、居場所の配置、カーテンを考える、本棚を工夫する、そういうことでも、十分対応できることがたくさんある。

バービー:「週末ドッグノオト」恒例の「初めての◯◯」伺いましょうワンちゃんとの快適な暮らしをおくるために大切なこと教えていただきます。きょうは、「初めてのハウス」。ハウスって、犬小屋?
金巻:普通犬小屋っていうとお外におくイメージあるんですが、お家の中でかわれているワンちゃんにも専用のお部屋、居場所という形でハウスを作ってもらえると、防災にも役立つし、しつけは楽になるし、犬のほうもトイレを覚えたり、吠えないとか、人との暮らしの中でのルールを覚えやすくなるので、ぜひやってもらいたい。

バービー:どうしても勝手なイメージなんですけど。人間が広いベッドに寝ているから、ワンちゃんもよりそって、広いところで寝たいのかな~?って。わざわざハウス作らない人もいルト思うんですけど…
金巻:普段はそれでいい。安心してる時は気にしなくていい。例えば人間がつらい時、布団にくるまったりしますよね。ハウスはそんな風に犬が、閉じこもる、隠れるときに使うんです。普段使わなくてもいい。寒かったり、雷がなって怖かったり、不安になったとき、隠れるために用意してあげるといいですよ。
バービー:ワンちゃんのためにも、自分の居場所があったほうがいいんですね。
金巻:そうです。人間の都合でも使うけど、基本的には犬の都合で、場所やサイズを決めてあげると犬も快適になるので、そういう作り方をしてもらいたいです。よく怒る時にワンちゃんに「ハウス!」っていうでしょ、あーいう使い方はしちゃいけないんですね。てんぷら揚げてたり、お客さんが来たときに「ちょっと待ってて」と入ってもらうのはいい。怒られるときに閉じ込められる場所ってつかうと、嫌な場所になっちゃう。そこに入ると、おやつをもらえるとか、褒めてもらえるとか・・・
バービー:ハッピーな記憶に塗り替えてあげるんですね。
金巻:いいことあるなって思うと、率先して入るようになります。
◆5月29日放送分より 番組名:「週末ノオト」
◆https://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20210529130000