TBSラジオ『要 潤のMagic Hour』毎週土曜17時から放送中!

9月10日(土) 放送後記

ゲストは、中澤佑二さん。

最上階10階にある 『エグゼクティブ オーシャンビュー テラス スイート 1007号室』 で 東京湾を眺めながら、お話伺っています。

中澤さんといえば、数多くのタイトルを獲得しワールドカップには2006年、2010年に出場された、プロサッカー選手。
J1 リーグ連続出場記録 199試合、連続フルタイム出場178試合という記録も持っています。

中澤さんがサッカーを始めたのは、小学6年生の頃。

プロを目指す今の子供たちと比べると、かなり遅め...
通っていた小学校にサッカー少年団を作る監督が赴任してきたことと、友人がサッカーを始めたことがきっかけでした。

そして中学3年で、”Jリーグ発足”のニュースを知りプロを目指すことを決意された、とう中澤さん。

サッカー一筋の高校生活を過ごされましたが、高校ではいい成績を残すことができず、、、
三浦知良さんも渡ったブラジルに行くことを決意されました。

中澤佑二さんが影響を受けた人物と、大事なライバルとの今。の画像はこちら >>

プロへのアツい気持ちと、たくさんの人の支え。

プロになるために、ブラジルへ渡った中澤さん。
ブラジルでの生活は、想像以上の辛さだったそうで...

中澤「日本人はいじめられるよ、とか、練習参加できないよって言われてはいましたけど、本当にあるとは思わなくて。最初の3ヶ月は、練習できない、物やお金は盗まれる、寮のご飯も焦げて硬い肉で...言葉も喋れなかったですし。」

要「段々と認められていきました?」

中澤「半年すぎてから、少しずつですね。言葉も覚えて言い返せて、要求も言えるようになってやっと輪に入れるようになりました。」

要「やっぱり、サッカーのレベルは全然違いましたか?」

中澤「僕自身、プロになるという強い思いでブラジルに渡りましたけど、ブラジルの選手たちは、家族を養うためにプロにならないといけないって。ブラジルと日本は、決意の強さ、メンタルの強さが全く違うというのを技術的なことよりも、そういうことを学びました。」

ビザの関係で、プロから声がかかる前に日本に帰国。


母校のサッカー部員と練習する日々を、2年間過ごされました。

そんな生活をしていた頃、ヴェルディの高校生チームとの練習試合に年齢を隠し、高校生として試合に出場されました。

監督の思いから、中澤さんがひたすら目立つような作戦が作られ、
作戦通りに中澤さんは大活躍!!!

中澤「そこで1点とって、ヴェルディの高校生チームに勝ったら”すごい高校生がいるぞ”と向こうの監督が興味を持ってくれてここはチャンスだというところで...『実は20歳なんですけども!』って(笑)しょうがないということで、ヴェルディの練習生になって、半年。その翌年に、プロとして契約になりました。だから、いろんな人が色々してくれたから、プロになれました。」

要「途中で、もうプロ諦めようかな~っていうのはありました?」

中澤「あ、無かったです。親にも、”22歳までは好きなことをやりなさい。その年でプロになれなかったら働くこと”って言われてました。なので、そこまでは一生懸命にやろう、と思ってましたね。」

中澤佑二さんが影響を受けた人物と、大事なライバルとの今。

最も影響を受けた人物は、絶対的に尊敬できる監督。

今回、中澤さんに ご自身のサッカー年表を書いていただきました!

10代:サッカー選手を夢見る、向上心の塊。自己中ボーイ。
20代:W杯に出たいと断固たる決意で、毎日サッカーばかり。
Going My Way ボーイ。


30代:膝の痛みと闘う。人間的に成長し始めた、ベテラン色黒ボーイ。

そんなサッカー一筋の生活を送ってきた中澤さんに”最も影響を受けた人物” について伺うと、『2003年にマリノスで監督を務めた、岡田武史監督は絶対に外せない』とのこと。

中澤「...岡ちゃんなんて、僕たちは絶対に呼べません(笑)岡田さんはプロの監督として、選手と仲良しこよしの関係にはならないようにしているんですよ。仲良くなると、判断が鈍るから、と。だから、勝ってもご飯も行かないし、チームが強くなって勝つためなら、中心メンバーでも外すとも言われます。」

近藤「すごく、芯がある方なんですね」

中澤「厳しいけれど、一生懸命やっている人は見捨てることもないし暖かい気持ちもある人なんで、尊敬できます。」

中澤佑二さんが影響を受けた人物と、大事なライバルとの今。

『アイツが努力するんだから、俺も努力する。』

続いては、ライバル選手についても伺いました。

要「中澤さんが2010年のW杯に出場した際は、スター選手、個性的な選手たくさんいらっしゃいましたけど、ライバルというとどなたですか?」

中澤「ん~ライバルか~。中村俊輔選手かな。ポジションも違うし、プレースタイルも違うし、僕なんかより全然上の選手ですけど、僕が勝手に”負けたくない”と。俊輔は情熱が凄くて、普段の練習見てるとすごい努力していてそんなに努力されたら追いつけないってくらい。24時間常にサッカーを考えて、練習に反映させる選手だから。

ここまでうまい選手ですら、ここまで努力するんだから、俺も努力する、負けないって。どっちがグラウンド先に帰るかってくらい。まぁ、俊輔は僕のこと全く気にしてなかったと思うけどね(笑)」

要「今でも、仲良く?連絡とったりしてますか?」

中澤「去年かな?俊輔に飯誘われて...僕は基本ご飯いかないんですけど。何年ぶりかな?飯行って、そこで初めてLINEを交換しました。」

要「え???キャプテンなのに?」

中澤「あ、僕基本、サッカー選手の知り合いが居ないんで(笑)人付き合いが苦手なんですよ。」

要「その時、ラクロスの話したんですか?(笑)」

中澤「もちろん!そしたら、『サッカーやれよ』って怒られました(笑)」

来週は、プライベートな旅のお話など伺います!   

中澤佑二さんが影響を受けた人物と、大事なライバルとの今。

OA楽曲
Turn Up The Sunshine (PNAU Remix) / Diana Ross & Tame Impala

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