TBSラジオ「イモトアヤコのすっぴんしゃん」毎週水曜日よる9時30分から放送中!
イモトが、電波も状況で一定期間を過ごす「デジタルデトックス」の体験したことを報告。電気も電波も無いまったく無いという、青森の山奥の温泉宿でテレビのロケで行ったイモト。
イモトのデジタルデトックス体験
イモト:ちょっと前の放送になるんですけど、「1億3000万人のSHOWチャンネル」という番組にお呼ばれしてきました。これが私、バラエティとしては初じゃなかな、生放送というね。もちろん、生放送のスタジオに行かさせてもらったんですけど、その前にロケにも行かせてもらって。
電気も電波も無い・・・青森県「ランプの宿 青荷温泉」
イモト:それが青森県の黒石市という場所にある・・・放送を見てもらった方はわかると思うんだけど・・・初めてですよ!もう2022年の令和の現代ですよ、“電気も無い・電波も無い宿”というものがありまして。深い谷底にある「ランプの宿 青荷温泉」という場所なんです。そこにロケに行ってきたんですよ。電波がほんとに無かったね!ビックリしました!

イモト:青荷温泉があるところからクルマでだいたい10分から20分くらいのところに道の駅があって。そこでオープニングを撮って、そこからクルマで移動するんですけど、途中からここが道か!?というようなガタガタする山道を上がって行くと、私のスマホの電波はその時点でもう無かったですね。あれ?と思って。現代の日本でなかなか無いですよ!だって、私が2年前に行ったアフリカのコートジボワールでさえWi-Fiが通じたんだから!「イモトのWi-Fi」があればだいたい通じるんだから!青荷温泉はそれすら通じないのよ、ビックリしましたよ(笑)
イモト:スタッフさんも含めてみんな電波が無い状況になって。なんだろう・・・コワイね。普段、電波が無いことなんて、本当に無いじゃない!?今や飛行機ですらWi-Fiが飛んでるのよ。本当に電波が無いという状況になることがなかなか無いから、閉所恐怖症に近いというか。「あ、無い!」と最初、焦っちゃったんだけど、順応するもんだね。

イモト「用も無いのにチラチラとケータイチェックする人いる!」
イモト:スタジオのお仕事中は、出演者なので基本的にケータイをポケットに入れることも無いし、その数時間はケータイから離れる時間はあるんですけど、でもなかなかケータイやスマホが無い状況は無いよねー。余程のことが無い限り、仕事中もだいたい持ってますもんね。テレビやラジオのスタッフさんなんかは特にそうですよね、用も無いのにチラチラ見てますもんね(笑)こっちからしたら、そんなに連絡が来るかなと思うけど(笑)何を見てるだろうと思うくらい、チラチラ見ているよね(笑)そこまでのことは無いと思うよ~(笑)今回のロケに行ってみて、そんなに大事なことなんて無いんだよって思ったよ!
イモト:ケータイやスマホが無くたって生きていけるって思いましたけど、やっぱ不安だよね。例えば、家族がいたりして、子供も人に預けてロケに行ったもんだから途中で何かあったら連絡が取れないかなとか、そういう不安もあってさ所はソワソワしたんだけど、宿に固定電話だけどはあるから何かあったら電話しようと、そういう気持ちになってきますよね。
イモト:「ランプの宿」はすごかったねー。見た目も映え映えよ~!宿に入った瞬間、すべてがオイルライプ!もちろん電気も無いので空調も無いですし、コンセントを指すところもいっさい無いんですよね。もう江戸時代の宿に来たみたいなそんな感じの風流な場所で。近くに川が流れていて、その川のせせらぎを聴いて過ごすという。

電気も電波もない場所で4時間も待機することに!
イモト:電気が無いので明るい時間に宿に着いてから「到着しました~。こういうお部屋なんですね」という感じでロケをしまして。カメラを回してロケをしたのが10分、15分くらいかな。そしたら「次は暗くなるまで、待機です」なんて言われちゃって(笑)まだ午後2時前よ(笑)暗くなるのは6時過ぎよ。ここから4~5時間、どうしよう・・・と思って。
寒いけど暖房も無い!
イモト:ロケは9月の終わりくらいに行ったんですけど、山の谷の底みたいな所だから普通の場所よりマイナス5度くらい違うって宿のご主人が言ってたかな。すっごい日が落ちるのも早いし、めちゃくちゃ寒くなってきたのよ!その時、東京はけっこう暑くて半袖で行っちゃったもんだから震え出してきて。電気が無いから暖房も無いわけよ!ヤバい!と思って、押し入れから布団を引っ張り出してきて布団に包まって4時間過ごして、気づいたら爆睡してましたけど(笑)人は電波が無いとよく寝られるんだね、ぐっすり寝られたもん(笑)

イモト、宿の売店で買ったリンゴキャラメルで空腹をしのぐ
イモト:真っ暗な静かなところで私一人にさせられて。いつもの「イッテQ」のスタッフさんとは違うので、ほとんど初めましての人じゃない?そんなに喋るってわけにもいかないし。あ、これ・・・(笑)あんまり言うとアレかもしれないけど、私も気を遣うのかな。やっぱりいつもの「イッテQ」のスタッフさんは家族みたいなもんですから、お部屋も一緒だし団らんしちゃうわけだけど、初めてのスタッフさんだから丁寧にイモトさんという感じで扱ってくれているわけですよ(笑)
イモト:待機するお部屋がひとつあって、暗くなるまで一人で待っていたんです。で、お腹が空くかなと思って、空港に着いてすぐコンビニでおにぎりを買って行ったんですよ。それを食べたんですけど、4時間も待機していると寒いし腹が空いてくるわけですよ。でもなんだろうな、私もお腹が空いたってことをスタッフさんに言えなくて(笑)いつもだったらホテルで待っていたら近くにコンビニでもなんでもあるから、自分でコンビニに行ったりホテルで何か頼もうといろんな手段があるんです。でも、この「ランプの宿」は何も無いわけよ。唯一あったのが現金しか使えない売店だったの。宿の売店って、お土産物しかないじゃない?ガッツリ食うものはないじゃない。
イモト:だけどスタッフさんにお腹がすいたって言えないから、しょうがないと思って財布を持って売店に行って“青森のリンゴキャラメル”みたいなものしか売ってないわけよ。ああ、と思いながらもリンゴキャラメルなどを買って部屋でボソボソ食べてたんですよね。

イモト「温かいジビエカレーが食べたい」って言えなかった・・・
イモト:で、とにかく4時間、暇なのよ。とりあえず散歩でもするかと思って宿の中をぐるぐる回って写真を撮って。そしたらスタッフさんが待機しているお部屋があって、戸がうっすら開いていてチラッて見たらスタッフさんが温かい「ジビエカレー」を食べていたの(笑)私も食いてぇー!って言いたかったんだけど、言えなかったのよ!(笑)イモトさん、カレー食べますか?って言ってよ!と思って。でも、スタッフさんも(イモトさんは一人の方が良いのかな)と気を遣ってくださったんだけど、「私はそんなに食べたくもないリンゴキャラメルをずっと食べてるんだけどー」「カレーを食べたい!」と思ったんだけど、やっぱ言えないもんだね!人見知りしちゃったのかな。誰も悪くないのよ!チラッと見えた時に言えなかったらもう言えないじゃん!その時に「カレーあったんですかー」って言えばよかったじゃん!そしたらスタッフさんだって「食べます?」ってなって「あ、食べたいですー」って言えたんだけど、一瞬スルーしちゃったら、もう言えないじゃん。
イモト、客のおじさんと足湯でトーク
イモト:でももうしょうがない、寒いしどうしようと思ってたら、その「ランプの宿」に泊まりに来ているおじさんのお客さんがいたんですよ。そのおじさんに「NHKの中国語講座、見ましたよ!」って言われて。よく言われるイッテQじゃなくて、そっち!?みたいな(笑)で、そのおじさんと仲良くなって「どこから来たんですか?」「愛知から青森までクルマで来ましたよ」なんて会話をして。すごくないですか?一人で山などを登っていてこの温泉宿に泊まっていてみたいな話をして。結果、そのおじさんと足湯に入るという(笑)暖房が無いから、とりあえず足湯で体を温めて(笑)

マネージャーは電波を求めていなくなる
イモト:で、「イッテQ」のロケはマネージャーは来ないんですよ。でも、違う番組のロケの時は現場マネージャーのクラオカも来るんですよ。基本的には何かある場合は、演者からマネージャーに伝えてマネージャーからスタッフさんに伝えるというのが普通なのかな。じゃあ、寒くてお腹空いてカレーが食べてたいってことをマネージャーのクラオカに言えばいいじゃないか、と。
イモト「すっかり忘れてました!!!」
イモト:「ランプの宿」は素敵でしたね。意外に人もたくさんいて。いわゆる“デジタルデトックス”ですか、そんなに長い時間では無いですけどやってみていいなと思いましたよ。途中から諦めがつくというか、気持ちも穏やかになってきて。しょうがないというね。最初はお腹空いてリンゴキャラメルを買いましたけど、途中からはもういいや、もうどうにでもなれって。たった4時間ですけどね(笑)そしたら睡魔が襲ってきてそのまま寝るという。暗くて見えづらいからごはんは(これは何だろう)とは思いました(笑)でも味は最高に美味しくて。

(突然、スタッフからリスナーさんからのメールを渡されて)え、何ですか。2020年に来ていたメールですか?
ラジオネーム「ゆう」さん
「イモトさん、『青森県の青荷温泉』に行ったことありますか?」「ランプの宿」という電気も携帯もつながらない、ランプの灯だけで過ごすという宿です。もちろん温泉もランプの灯りのみです。ランプの灯りの中の温泉はエモエモとしたなんとも言えない幻想的な空気でした。私が初めて訪れた日は、たまたま前日に雪が積もり、“雪見露天”を楽しむことができました。最高の贅沢でした。日常のバタバタを忘れ、なーんにもなく、携帯も触らない時間を過ごすのもとても新鮮でよかったです。かなり疲れてますしね。。
イモト:え!?私、このメール読んだ!あれ!?2年前・・・。番組で紹介してた!?マジかよ・・・。(スタッフ:イモトさんがSHOWチャンネルのスタッフに良い温泉知ってますよって紹介したのかな、と)あ、そういうことにしておきましょうか(笑)ちょっとこれは・・・完全に忘れてました。。。私、このメール読んで「いいじゃん!」って言った覚えある(笑)でもちょっと待って!これ良い訳じゃないですけど、このメールの写真を見て思い出してきたかも!「ゆうさん」、ありがとうございます!新鮮な気持ちでロケしちゃったわー。知ってますって感じが1ミリも出ず、なぜなら知らないと思ってたから!すっかり忘れておりました!ゴメンナサイね!「ゆうさん」、私、仕事ですけど行きましたよ!だから「ゆうさん」はおそらくSHOWチャンネルを見て「イモトさんはなぜこんな新鮮な感じなレポートしてるんだろう」と思ったのかな(笑)