TBSラジオ『ジェーン・スー 生活は踊る』月~木曜日の11時から放送中!
1月12日(木)放送後記
新年になって初めて筆で書をしたためる「書き初め」。おめでたい言葉やその年の目標や決意などを書く人も多いのではないでしょうか。
ただ墨を使いますので手や服が汚れたり、床や壁にも墨が落ちらり…なんて心配はありませんか?何よりも道具の準備と片付けが面倒と感じてしまうことも。かといって毎日使うものではないので出しっぱなしってわけにもいきません。
そこで今回はサッと始められて、パッと片付けられる!しかも汚れない!つまり楽しく字を書くことに集中できる道具をご紹介したいと思います。
※蓮見アナは小・中・高校時代に埼玉県の硬筆・書道展覧会で10年連続入賞する腕前。
呉竹「水でかんたんお習字セット」

墨、書道用具メーカーとして知られる「呉竹」が販売している「水でかんたんお習字セット」(税込み1400円)。半紙と同じ約縦34×横24cmの紙が各1枚(黒・緑・赤)、太筆1本、姿勢や筆の持ち方が書かれた「おけいこ」の本1冊、水書き用のすずり1面が入っていますので、購入したその瞬間から始めらます。

仕組みは簡単で、筆に水を付けて書くことで半紙に文字か書けてしまいます。そして乾くと元通りに消えます。これなら何度でも使用できますし、手や机が汚れないで楽に書道の練習ができます。

蓮見孝之「筆は立てて書いてくださいね」
ジェーン・スー「普通の半紙より書きやすい!」
蓮見孝之「半紙みたいにすべらないでしょ?」
ジェーン・スー「すごく上手くなった気がする」
蓮見孝之「その気持ち大事です」

なぜか書いた文字は「天声人語」(朝日新聞のコラム)

水の量にもよりますが、10分程度で文字が完全に消えました。何度も使えます
別のメーカーのものですが、紙が白く、水を付けると本当に墨で書いたみたいに見えるものもありましたので、好みに合わせて選んでみてください。

タツミムック「書いて楽しむ ゆるふで かな編」

タツミムックから発売されている著者「ふでこ」さんの『書いて楽しむ ゆるふで かな編』(税込み1100円)は、その名の通りひらがなの筆文字を楽しく学びたいと思っている方にオススメの一冊。
実際に筆ペンを使って本に書き込むワークブックで、書き方をわかりやすく徹底解説しています。それでもわからない場合は、本についているQRコードを読み込めば動画での解説も見ることができます。
スー「筆ペンだから汚れたり準備が少なくていいね。こたつに入ってのんびりと書きたい」
蓮見「楷書とは違う楽しみがありますよね。絵手紙とか居酒屋のメニューにもいいですね」

スー「こういう文字ってぼんやり書けばいいかと思ったけど、ちゃんと考えた方がいいね」
蓮見「1文字1文字が下手だと思っても、文字は集合体なのでまとまると温かみのある文字になりますよ。あとは書き初めもそうですが、1画目を力を入れて書くとバランスがとりやすくなります」。
スー「これで練習すれば、次手紙を書くのが楽しみになりそう」
蓮見「楽しさを覚えたら、新しい書を体得するきっかけにもなると思います」
今年は気軽に取り組めるグッズを使って楽しく文字と向き合う1年にしてみてください!