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2月16日(木)放送後記

「スープって"つけあわせ"のイメージがありますがとても懐が深くて、十分食卓のメインディッシュにもなりうると思います」と語るのは、料理家で発酵マイスターの榎本美沙さん!冷蔵庫にある食材を食べきれるだけでなく、“うまみ”に変える事ができて、水に流出する栄養素も余す事なく摂れる事など、メリットたくさんのスープレシピ!今回は、発酵食品も取り入れた"ひと皿満足スープ"を榎本さんに教えてもらいました。

"ひと皿満足スープ" 作り方のコツ

1.発酵食材・うまみ食材を加える
→塩麹やみそ、しょうゆ、甘酒などを加えると美味しさがUP!

2.野菜は小さめに切る
→うまみが出やすく、味もしみやすい

3.彩り良く、食感を残して味わいたい野菜は最後に加えてさっと火を通す

甘酒とピリ辛豆板醤で体ポカポカ!「温活発酵スープ」

メインディッシュにもなる!発酵食品を使った「ひと皿満足スープ...の画像はこちら >>

▼材料(2人分)

鶏もも肉150g
長ねぎ1本
小松菜1/3束
だし汁1と1/2カップ
おろししょうが1かけ分
みそ大さじ1
甘酒1/2カップ
豆板醤小さじ1/2
▼調理手順

長ねぎは斜め薄切り、小松菜は3~4cmサイズに切る。鶏肉は一口大に切る。


鍋にだし汁と鶏肉を入れて、ふたをして中火にかける。
煮立ったら弱火にして3~4分煮てから、長ねぎ、小松菜を加えて2~3分ほど、さらに煮てから、みそ・甘酒・豆板醤・おろししょうがを合わせたものを加え、沸騰直前まで温めてから、火を止めて完成!
▼ポイント
彩りと食感を加える小松菜を最後に加えてさっと火を通すこと!甘酒の優しい甘みにピリ辛豆板醤としょうがで、体がポカポカ&ご飯も進む、優秀なメインディッシュに!

手羽元と塩麹パワーで体の調子を整える「塩麹参鶏湯サムゲタン」

メインディッシュにもなる!発酵食品を使った「ひと皿満足スープ」

▼材料(3~4人分)

鶏手羽元5~6本(300gくらい)
長芋100g
長ねぎ1本
にんにく・しょうが各1かけ
松の実とクコの実・少々
もち米(なければ普通のお米)大さじ3
塩麹を大さじ1と1/2
塩胡椒・少々
▼調理手順

手羽元は水洗いし、ペーパータオルで水気をふいて、骨に沿って切り込みを入れる。ポリ袋に入れて塩麴をもみ込み、冷蔵庫に一晩置く。
長ねぎは青い部分も含めて5cm長さに切り、しょうがは皮ごと薄切り、にんにくは横半分に、長芋は皮つきのまま1.5cm厚さの半月切りにする。
厚手の鍋に、1、2、A、水3と3/4カップを入れ、ふたを少しずらしてのせ、中火にかける。煮立ったらアクを取り、再び同様にふたをする。弱火で30分煮る。
塩、こしょうで味をととのえたら、火を止める。
▼ポイント
長芋とお米で“とろみ”もつき、30分くらい煮込むことで、うまみも凝縮されます!

■料理家・発酵マイスター・榎本美沙
会社員を経て、調理師学校も卒業されたのちに独立。発酵マイスターの資格も持ち、発酵食品、旬の野菜を使ったシンプルなレシピが得意。YouTubeチャンネル「榎本美沙の季節料理」、Instagramでも人気レシピを公開中。

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